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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

乳癌術後の上肢機能障害高リスク症例において
  • 2021.11.18(Thu)
  • No.3487

乳癌術後の上肢機能障害高リスク症例において、通常ケアと比較して運動療法介入は術後1年後の上肢機能障害を軽減し、費用対効果も高い 。
"Exercise versus usual care after non-reconstructive breast cancer surgery (UK PROSPER): multicentre randomised controlled trial and economic evaluation."
UK PROSPER trial は、乳癌術後上肢障害に対するエクササイズの有効性を検討する、pragmatic superiority multicentre randomised controlled trial。対象は、新たに診断された18歳以上の浸潤性または非浸潤性乳癌で、術後上肢障害発生リスクが高いと考えられる症例とした。上肢障害高リスクの定義は、腋窩リンパ節郭予定例、腋窩や鎖骨上窩への放射線治療予定例、BMIが30以上、PROSPER クライテリアで肩関節に問題を有する例とした。対象者全員に、術後エクササイズ二冠する情報リーフレットと、英国慈善団体「Breast Cancer Care」による術後の一般的なアドバイスが書面で提供された。エクササイズ群では、理学療法士を紹介され、その監督下で構造化されたエクササイズプログラム (ストレッチ、筋力強化、身体活動、運動の継続を支援する行動変容技術を含む) を術後7?10日目に導入、さらに1ヶ月と3ヶ月後にもエクササイズプログラムを受けた。通常ケア群では、リーフレットや書類以外の介入はなかった。主要評価項目は Disability of Arm, Hand and Shoulder (DASH) 質問票による上肢機能スコア、副評価項目は DASHサブスケール、疼痛、合併症、健康関連QOL、医療資源利用などとし、無作為から12ヶ月後に評価を行った。
● 対象は382例で、平均年齢58.1歳、腋窩リンパ節郭清例86%、放射線療法あり83%、腋窩リンパ節郭清+領域リンパ節放射線療法例31%、化学療法あり59%。エクササイズ群と通常ケア群、それぞれ191例に無作為化された。
● 上肢機能 DASH スコア平均は、エクササイズ群16.3 (SD 17.6)、通常ケア群23.7 (SD 22.9)、調整平均差7.81 (95% CI 3.17 to 12.44; P=0.001)、エクササイズ群が有意に良好だった。
● 副評価項目
 ・疼痛強度の調整平均差?0.68 (95% CI ?1.23 to ?0.12; P=0.02)
 ・健康関連QOL (FACT-B) の調整平均差:?2.02 (95% ?3.11 to ?0.93; P=0.001)
 ・エクササイズ群では医療コストが低く、通常ケア群と比較して患者一人あたり平均-387ポンド
 ・エクササイズ群で合併症、リンパ浮腫、有害事象の増加はなかった