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言いたい放題乳腺外科コラム

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術後5年間のホルモン療法を終了した閉経後ホルモンレセプター陽性乳がんにおいて、
  • 2021.07.31(Sat)
  • No.3471

術後5年間のホルモン療法を終了した閉経後ホルモンレセプター陽性乳がんにおいて、アロマターゼ阻害剤の追加2年投与と追加5年投与では無病生存率、全生存率、対側乳がん発生率、二次がん発生率に差は認めない。一方、骨折発生率はアロマターゼ阻害剤追加2年投与と比較して追加5年投与で高くなる 。
"Duration of Adjuvant Aromatase-Inhibitor Therapy in Postmenopausal Breast Cancer."
DOI: 10.1056/NEJMoa2104162
本報告は、ステージ1?3 / ホルモンレセプター陽性 / 80歳未満の閉経後乳がん3,208例を対象に、術後5年間のホルモン療法後、さらに2年間 anastrozole 追加投与群と5年間追加投与群の成績を比較する investigator-initiated multi-center randomized phase 3 trial。主観察項目は無作為化から2年以降の無病生存率とし、副観察項目は全生存率、対側乳がん発生率、二次がん発生率、骨折発生率とした。
● 3,208例は、anastrozole 追加2年投与群1,603例と追加5年投与群1,605例に無作為化された。無作為化時の年齢中央値は64歳、腫瘍径2cm以下が72.8%、リンパ節転移陰性が66.9%、高グレード腫瘍が19.0%、エストロゲンレセプターおよびプロゲステロンレセプターいずれも陽性が77.7%、乳房温存療法を受けたものが80.3%、術前化学療法を受けたものが28.8%、放射線療法を受けたものが80.4%だった。5年間のホルモン療法の内容は、tamoxifen が51.0%、anastrozole が7.3%、tamoxifen と anastrozole の併用が41.7%だった。
● 無作為化からの観察期間中央値は118.0ヶ月。無作為化から10年後の無病生存率は、anastrozole 追加2年投与群73.6%、追加5年投与群73.9%、ハザード比0.99 (95% CI 0.85 to 1.15; P=0.90) で有意差はなかった。
● 無作為化から10年後の全生存率は、anastrozole 追加2年投与群87.5%、追加5年投与群87.3%、ハザード比1.02 (95% CI 0.83 to 1.25) で有意差はなかった。
● 無作為化から10年後までの対側乳がん発生は、anastrozole 追加2年投与群2.2%、追加5年投与群2.1%、ハザード比1.15 (95% CI 0.75 to 1.77) で有意差はなかった。無作為化から10年後までの二次がん発生は、anastrozole 追加2年投与群6.2%、追加5年投与群6.7%、ハザード比1.06 (95% CI 0.81 to 1.38) で有意差はなかった。
● 無作為化から5年後までの骨折発生は、anastrozole 追加2年投与群4.7%、追加5年投与群6.3%、ハザード比1.35 (95% CI 1.00 to 1.84)、5年投与群での骨折リスクが高かった。