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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

抗がん剤投与に使用される中心静脈カテーテルのうち
  • 2021.07.25(Sun)
  • No.3470

抗がん剤投与に使用される中心静脈カテーテルのうち、皮下埋め込み型カテーテルはHickman 皮下トンネルカテーテルや末梢挿入型中心静脈カテーテルより合併症が少ない 。
"Central venous access devices for the delivery of systemic anticancer therapy (CAVA): a randomised controlled trial."
抗がん剤の中心静脈投与に用いられる、Hickman 皮下トンネルカテーテル (Hickman)、末梢挿入型中心静脈カテーテル (PICC)、皮下埋め込み型カテーテル (PORT) の有用性を、open-label multicentre randomised controlled trial で検討した。対象は、18歳以上の固形がんあるいは血液がん患者で、12週以上の抗がん剤治療を予定された1,061例。Hickman vs PICC vs PORT (2:2:1)、PICC vs Hickman (1:1)、PORT vs Hickman (1:1)、PORT vs PICC (1:1) の4種類の無作為化が行われた。主観察項目は合併症率 (感染、静脈血栓症、肺塞栓症、採血不可、機械的不可 [カテーテル破断、ポートからカテーテル逸脱、カテーテルやポートの露出など]) とした。Hickman に対する PICC の非劣性 (合併症発生率差が10%未満で、非劣性マージンはオッズ比1.519)、Hickman に対する PORT の有意性、PICC に対する PORT の有意性を検討した。
● 症例数は、PICC vs Hickman の比較で PICC 212例 / Hickman 212例、PORT vs Hickman の比較で PORT 253例 / Hickman 303例、PORT vs PICC の比較で PORT 147例 / PICC 199例だった。
● 合併症発生率
 ・PICC vs Hickman:PICC 52%、Hickman 49%で、その差は10%未満だったが、オッズ比1.15 (95% CI 0.78-1.71) であり、非劣性マージンを満たさなかった。
 ・PORT vs Hickman:PORT 29%、Hickman 43%、オッズ比0.54 (95% CI 0.37-0.77)、PORT の合併症リスクは低かった。
 ・PORT vs PICC:PORT 32%、PICC 47%、オッズ比0.52 (95% CI 0.33-0.83)、PORT の合併症リスクは低かった。
● QOL (EQ-5D あるいは EORTC QLQ-C30)
 ・PICC vs Hickman:有意差なし
 ・PORT vs Hickman:有意差なし
 ・PORT vs PICC:有意差なし
● カテーテル挿入期間週あたりのコスト
 ・PICC vs Hickman:PICC 248£、Hickman 374£、PICC のコストが126£低かった。
 ・PORT vs Hickman:PORT 210£、Hickman 257£、PORT のコストが47£低かった。
 ・PORT vs PICC:PORT 263£、PICC 304£、PORT のコストが41£低かった。