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言いたい放題乳腺外科コラム

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HER2陽性乳がんの術前治療において、FDG-PET を指標
  • 2021.05.20(Thu)
  • No.3459

HER2陽性乳がんの術前治療において、FDG-PET を指標に反応例を選別すれば、化学療法を含まないトラスツズマブとペルツズマブの併用で37.9%の病理学的完全奏効が得られる 。
"Chemotherapy de-escalation using an 18F-FDG-PET-based pathological response-adapted strategy in patients with HER2-positive early breast cancer (PHERGain): a multicentre, randomised, open-label, non-comparative, phase 2 trial."
PHERGain 試験は、ステージ1-3aでHER2陽性の手術可能乳がん症例の術前治療において、ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブの8サイクルとトラスツズマブ+ペルツズマブの8サイクル成績を比較する (1:4に割付)、multicentre randomised open-label non-comparative phase 2 trial。ベースラインと治療サイクル後に 18F-FDG-PET 検査を実施。ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群では2サイクル後の PET 結果に関わらず治療を継続。トラスツズマブ+ペルツズマブ群では2サイクル後の PET 反応例に対してトラスツズマブ+ペルツズマブを6サイクル継続、PET 無反応例に対してドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブの6サイクルにスイッチした。PET 反応性の判断基準はベースラインSUVmax から40%以上の減少とした。主観察項目はトラスツズマブ+ペルツズマブ群の PET 反応例における病理学的完全奏効率 (ypT0/is ypN0)、および3年無浸潤がん生存率とした。
● 対象は356例で、ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群71例、トラスツズマブ+ペルツズマブ285例に割り付けられた。2サイクル後の PET 反応例は、トラスツズマブ+ペルツズマブ285例中227例 (80%)、 ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群71例中61例 (86%) だった。
● 病理学的完全奏効率
 ○ トラスツズマブ+ペルツズマブ群
  ・PET 反応例:227例中86例、37.9%
  ・PET 無反応例:58例中15例、25.9%
 ○ ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群
  ・全体:71例中41例、57.7%
  ・PET 反応例:61例中40例、65.6%
  ・PET 無反応例:10例中1例、10.0%
● 高頻度のグレード3-4有害事象は、貧血 (ドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群9% vs トラスツズマブ+ペルツズマブ群1%)、好中球減少症 (24% vs 4%)、発熱性好中球減少症 (21% vs 4%) だった。重篤有害事象頻度はドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群29%、トラスツズマブ+ペルツズマブ群5%だった。Health-related quality-of-life スコアが10%以上低下したのはドセタキセル+カルボプラチン+トラスツズマブ+ペルツズマブ群65.0%、トラスツズマブ+ペルツズマブ群35.5%だった。