乳がん検診なら東京・埼玉エリアにある乳腺外科「ベルーガクリニック」マンモグラフィー検査による乳がんの検査を受付けております。

フリーダイヤル
0120-150-929(イコークリニック)
tel
03-5916-0114(オーイイヨ)
受付時間
月〜金 9:00〜19:00 (土17:30まで)

2006年6月〜
20219月まで

乳がんの発見数
2238
詳細はコチラ >>
J.POSHへの寄付金
3802万円
詳細はコチラ >>
新患数
47117
詳細はコチラ >>

言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

遠隔転移のないトリプルネガティブ乳がんにおいて
  • 2021.05.17(Mon)
  • No.3457

遠隔転移のないトリプルネガティブ乳がんにおいて、アフリカ系米国人は白人と比較して乳がん死亡リスクが高く、その原因として手術および化学療法の実施率の低さが考えられる 。
"Evaluation of Racial/Ethnic Differences in Treatment and Mortality Among Women With Triple-Negative Breast Cancer."
doi:10.1001/jamaoncol.2021.1254
Surveillance, Epidemiology, and End Results データベースを用いて2019年7月から2015年12月までに診断された遠隔転移を有しないトリプルネガティブ乳がん症例23,123例を収集、人種別の乳がん死亡を後向に比較した。
● 23,123例の人種別内訳はアフリカ系が5,881例 (25.3%)、白人が17,332例 (74.7%) だった。アフリカ系は診断時年齢が若く (56.3歳 vs 59.7歳)、貧困地区居住者が多く (14.7% vs 7.1%)、ステージ3腫瘍が多く (20.3% vs 15.2%)、腫瘍径が大きく (5cm以上 14.3% vs 9.6%)、リンパ節転移陽性が多く (39.0% vs 31.6%)、低分化腫瘍が多かった (81.5% vs 76.0%)。
● 人口統計学的、臨床病理学的、居住条件因子を調整した結果、白人と比較してアフリカ系では外科手術を受けるものが少なく (オッズ比0.69 [95% CI, 0.60-0.79])、化学療法を受けるものが少なかった (オッズ比0.89 [95% CI, 0.81-0.99])。放射線治療に関しては差はなかった。
● 観察期間中央値43ヶ月の乳がん死亡はアフリカ系987例・白人2,289例だった。人口統計学的因子と居住条件因子を調整した乳がん死亡ハザード比は1.28 (95% CI 1.18-1.38) で、アフリカ系での死亡リスクが高かった。さらに臨床病理学的因子と治療因子を調整に加えると、アフリカ系の乳がん死亡リスクはやや低下し、ハザード比は1.16 (95% CI 1.06-1.25) だった。