乳がん検診なら東京・埼玉エリアにある乳腺外科「ベルーガクリニック」マンモグラフィー検査による乳がんの検査を受付けております。

フリーダイヤル
0120-150-929(イコークリニック)
tel
03-5916-0114(オーイイヨ)
受付時間
月〜金 9:00〜19:00 (土17:30まで)

2006年6月〜
20219月まで

乳がんの発見数
2238
詳細はコチラ >>
J.POSHへの寄付金
3802万円
詳細はコチラ >>
新患数
47117
詳細はコチラ >>

言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社のアデノウイルスベクターワクチン
  • 2021.05.02(Sun)
  • No.3455

ジョンソン・エンド・ジョンソン社のアデノウイルスベクターワクチン Ad26.COV2.S 接種後に、血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症を発症した12例の症例報告 。
"US Case Reports of Cerebral Venous Sinus Thrombosis With Thrombocytopenia After Ad26.COV2.S Vaccination, March 2 to April 21, 2021."
doi:10.1001/jama.2021.7517
米国 FDA は2021年2月27日に、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の COVID-19 に対するアデノウイルスベクターワクチン Ad26.COV2.S に対して緊急使用許可 Emergency Use Authorization (EUA)を発行した。本論文では、Vaccine Adverse Event Reporting System (VAERS) を用いて、2021年3月2日から4月21日までに報告された Ad26.COV2.S ワクチン接種後の血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症の詳細を検討した。
● 米国では2021年4月12日までに Ad26.COV2.S ワクチンが約700万回接種された。
● 2021年3月2日から4月21日までに VAERS へ報告された血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症は12例だった。
 ・年齢は18-39歳が8例、40-59歳が4例。
 ・全例が白人女性。
 ・脳静脈洞血栓症のリスク因子を有したものは7例で、内訳は肥満が6例、甲状腺機能低下症が1例、経口避妊薬内服中が1例。ヘパリン治療歴を有するものはいなかった。
 ・Ad26.COV2.S ワクチン接種から症状発現までの期間は6-15日。初発症状は11例が頭痛、1例が背部痛 (後に頭痛も発現)。
 ・頭蓋内出血を伴うものが7例、頭蓋外に血栓症を伴うものが8例。
 ・血小板の最低値は9万~12.7/µL。
 ・11例で血小板第4因子とヘパリンの複合体に対する抗体 (Heparin-induced thrombocytopenia [HIT] 抗体) を ELISA 法で検査し、全例が陽性。
 ・12例全例が入院 (うち10例は ICU に入院)、4月21日時点の転帰は死亡が3例、ICU 入院中が3例、ICU 以外で入院中が2例、退院が4例
 ・ワクチン接種後の血小板減少症を伴う脳静脈洞血栓症が公表される4月13日より前に発症した6例では、診断後にヘパリン治療を受けていたが、その後、全員が非ヘパリン系抗凝固剤に変更された。2例は抗凝固療法を受けなかった。4例は非ヘパリン系抗凝固剤を投与されました (argatroban 2例、bivalirudin 2例)。抗凝固療法に加えて、7例で免疫グロブリン投与が、3例で副腎皮質ホルモン剤投与が、4例で血小板輸血が行われた。