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言いたい放題乳腺外科コラム

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アストラゼネカ社 ChAdOx1 nCoV-19 ワクチン接種後
  • 2021.04.22(Thu)
  • No.3449

アストラゼネカ社 ChAdOx1 nCoV-19 ワクチン接種後の血栓症・血小板減少症の症例では、第?血小板因子に対する抗体が陽性で、ヘパリン起因性血小板減少症と同様の病態と考えられる。本症の治療では、血栓症状が進行するリスクがあるため血小板輸血は避け、ヘパリン以外の抗凝固療法と免疫グロブリン投与を考慮する 。
"Pathologic Antibodies to Platelet Factor 4 after ChAdOx1 nCoV-19 Vaccination.”
DOI: 10.1056/NEJMoa2105385
アストラゼネカ社 ChAdOx1 nCoV-19 ワクチンの初回接種から6〜24日以内に血栓症と血小板減少症を発症した23例の詳細を検討した。
● 23例の年齢中央値は46歳、女性は14例 (61%)。21例では血栓症の誘因となる病歴や治療歴はなく、深部静脈血栓症の既往を有するものが1例、経口避妊薬内服中のものが1例だった。ChAdOx1 nCoV-19 ワクチン初回接種からの期間中央値は12日だった。
● 臨床経過
 ・22例に血栓症を認め、13例は脳静脈血栓症 (うち1例は急性門脈血栓症と肺塞栓症を併発)、4例は肺塞栓症(1例は深部静脈血栓症を併発)、1例は深部静脈血栓症と両側副腎出血、2例は中脳動脈領域の脳梗塞、2例は門脈血栓症 (1例は急性心筋梗塞を、1人は大動脈血栓症を併発)だった。
 ・血栓症のなかった1例では、皮下出血斑を認めたものの、その他の出血性病態はなかった。
 ・23例中7例が死亡した (30%)。
● 検査結果
 ・23例全例が SARS-CoV-2 の PCR 検査陰性だった。
 ・SARS-CoV-2 に対する抗体検査を実施した10例では、スパイク蛋白および受容体結合ドメインに対する抗体値は ChAdOx1 nCoV-19 ワクチン初回接種後の範囲内だった。
 ・23例中13例でフィブリノーゲン値が低下していた。
 ・測定した21例全例で d-ダイマー値が通常の血栓症より大幅に増加していた (中央値31,301 FEU)。
 ・ヘパリン治療開始前に実施した第?血小板因子に対する抗体検査では、23例中22例が陽性だった。
 ・血小板第?因子とヘパリン複合体に対する抗体 (ヘパリン起因性血小板減少症 heparin-induced thrombocytopenia [HIT] 抗体) に対する機能的測定法では、検査を実施した7例中5例が陽性だった。