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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

進行再発乳がんにおいてcirculating tumour DNAテスト
  • 2020.09.12(Sat)
  • No.3362

進行再発乳がんにおいてcirculating tumour DNAテストで遺伝子変異を特定し、それに基づく治療方針策定は有用である可能性あり。HER2変異例に対するneratinib、ホルモンレセプター陰性のAKT1変異例に対するcapivasertibは、目標奏効率を達成できた 。
“Circulating tumour DNA analysis to direct therapy in advanced breast cancer (plasmaMATCH): a multicentre, multicohort, phase 2a, platform trial.”
英国の18施設において、1レジメン以上の化学療法歴のある進行再発乳がん、あるいは術前後化学療法から1年以内に再発した乳がんを対象に、circulating tumour DNA (ctDNA) テストにより遺伝子変異状況を調べ、その結果に基づいた治療法の有効性を検討した。
 ・コホートAはESR1変異例で、増量fulvestrantを投与した。
 ・コホートB は HER2変異例で、neratinibを投与した(ホルモンレセプター陽性なら標準量 fulvestrantを追加)。
 ・コホートC はホルモンレセプター陽性のAKT1変異例で、capivasertibと標準量fulvestrantを投与した。
 ・コホートD はホルモンレセプター陰性のAKT1変異例、あるいはPTEN変異例で、capivasertibを投与した。
主観察項目は各コホートにおける奏効率とした。コホートAでは許容不可奏効率を10%、目標奏効率を20%、コホートB、C、Dでは許容不可奏効率を5%、目標奏効率を25%に設定した。
● 対象は1,051例で、このうち有効なctDNAテスト結果が得られたものは1,034例 (99.9%) で、最終的な内訳はコホートAが74例、コホートBが20例、コホートCが18例、コホートDが19例だった。全例の観察期間中央値は14.4ヶ月。
● コホートBとコホートCは目標奏効率を達成し、奏効率はコホートBで25% (20例中5例)、コホートCで22% (18例中4例) だった。コホートAとコホートDでは目標奏効率に到達せず、奏効率はコホートAで8% (74例中6例)、コホートDでは11% (192例) だった。
● グレード3?4の高頻度有害事象はコホートAではGTP上昇(16%)、コホートBでは下痢(25%)、コホートCでは倦怠感(22%)、コホートDでは発疹(26%)だった。11例で17の重篤有害事象が発生し、コホートCの1例がグレード4の呼吸困難が原因で治療関連死となった。