乳がん検診なら東京・埼玉エリアにある乳腺外科「ベルーガクリニック」マンモグラフィー検査による乳がんの検査を受付けております。

フリーダイヤル
0120-150-929(イコークリニック)
tel
03-5916-0114(オーイイヨ)
受付時間
月〜金 9:00〜19:00 (土17:30まで)

2006年6月〜
20208月まで

乳がんの発見数
2138
詳細はコチラ >>
J.POSHへの寄付金
3587万円
詳細はコチラ >>
新患数
46175
詳細はコチラ >>

言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

唾液検体を用いたSARS-CoV-2のRT-qPCR検査は
  • 2020.09.11(Fri)
  • No.3361

唾液検体を用いたSARS-CoV-2のRT-qPCR検査は鼻咽頭スワブ検体と比較して、早期診断が可能で、陰性診断から再度陽性診断となる例が少なく、検体採取者による結果のばらつきが少ない 。
“Saliva or Nasopharyngeal Swab Specimens for Detection of SARS-CoV-2.”
DOI: 10.1056/NEJMc2016359
イエール大学公衆衛生学Wyllieらによる、New England Journal of Medicineへのコレスポンデンス。
● 鼻咽頭スワブ検体でCovid-19と診断されて入院した70人の患者を対象に、鼻咽頭スワブ検体と唾液検体を用いてRT-qPCR法によるSARS-CoV-2 RNA測定を経時的に実施した。
 ・平均RNA量は鼻咽頭スワブ検体4.93 (95% CI 4.53 to 5.33)、唾液検体5.58 (95% CI 5.09 to 6.07) であり、唾液検体が高かった。
 ・SARS-CoV-2陽性率は、Covid-19診断から10日目までは鼻咽頭スワブ検体と比べて唾液検体での陽性率が高かった。診断後1〜5日における鼻咽頭スワブ検体の陽性率は71% (95%CI 67 to 94) に対し、唾液検体の陽性率は81% (95%CI 71 to 96) だった。
 ・SARS-CoV-2 RNA量は鼻咽頭スワブ検体、唾液検体とも症状発現からの日数が経過するほど低下し、その推定勾配は鼻咽頭スワブ検体で?0.09 (95% CI ?0.13 to ?0.05)、唾液検体で?0.11 (95% CI ?0.15 to ?0.06) だった。SARS-CoV-2陰性診断後、再び陽性診断に転じた例は鼻咽頭スワブ検体で3例、唾液検体では1例だけだった。
 ・経過中のSARS-CoV-2 RNA量変動は鼻咽頭スワブ検体より唾液検体で小さく、SARS-CoV-2 RNA量標準偏差は鼻咽頭スワブ検体で2.01 virus RNA copies / ml (95% CI 1.29 to 2.70)、唾液検体で0.98 virus RNA copies / ml (95% CI, 0.08 to 1.98) だった。
● 無症状の医療従事者495人を対象に、咽頭スワブ検体と唾液検体を用いてRT-qPCR法によるSARS-CoV-2 RNA測定を実施した。唾液検体でSARS-CoV-2陽性となったものは13例で、このうち9例で同日鼻咽頭スワブ検体で検査を行い、7例は陰性だった。唾液検体でSARS-CoV-2診断陽性となった13例は、その後の経過中に鼻咽頭スワブ検体でも陽性となった。
● 医療者が入院患者の検体採取を行った場合、検者によるSARS-CoV-2 RNA量変動は鼻咽頭スワブ検体より唾液検体で小さく、human RNase P cycle threshold (Ct) の標準偏差は鼻咽頭スワブ検体で2.89 Ct (95% CI 26.53 to 27.69)、唾液検体で2.49 Ct (95% CI 23.35 to 24.35) だった。医療者が自身の検体採取を行った場合のSARS-CoV-2 RNA量変動も鼻咽頭スワブ検体より唾液検体で小さく、鼻咽頭スワブ検体で2.26 Ct (95% CI 28.39 to 28.56)、唾液検体で1.65 Ct (95% CI 24.14 to 24.26) だった。