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言いたい放題乳腺外科コラム

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COVID-19 を発症したがん患者は高齢・男性・併存症あり
  • 2020.06.18(Thu)
  • No.3322

COVID-19 を発症したがん患者は高齢・男性・併存症ありで全死亡リスクが増加するが、COVID-19 診断前4週間のがん治療 (化学療法、ホルモン療法、免疫療法、標的療法、放射線療法) の有無は全死亡リスクと相関しない 。
"COVID-19 mortality in patients with cancer on chemotherapy or other anticancer treatments: a prospective cohort study."
英国では UK Coronavirus Cancer Monitoring Project として、鼻咽頭スワブ RT-PCR 検査で coronavirus disease 2019 (COVID-19) と診断された活動性がん患者を登録し、前向き観察研究を実施している。本報告では対象患者の全死亡状況を検討した。
● 対象は2020年3月18日から4月26日までに登録された800例
・年齢中央値:69歳
・性別:男性56%
・併存症:なし21%、高血圧31%、糖尿病16%、心大血管疾患14%、慢性閉塞性肺疾患8%
・がん種:頻度の高いがん種は消化器がん19%、乳がん13%、呼吸器がん11%
・がんの病状:局所病19%、局所進行10%、転移性43%、緩解3%
・COVID-19 診断前4週間以内のがん治療:治療なし34%、化学療法35%、放射線療法10%、標的療法9%、ホルモン療法8%、免疫療法6%
・COVID-19 重症度:Mild 52%、severe 23%、critical 22%
● 226例 (28%) が死亡し、211例 (93%C) は COVID-19 が死亡の主因だった。
● 単変量解析で全死亡と相関した因子は年齢、性別、併存症だった。
・年齢:若年者と比較した高齢者の全死亡オッズ比9.42 (95% CI 6.56–10.02; p<0.0001
・性別:女性と比較した男性の全死亡オッズ比1.67 [(95% CI 1.19–2.34; p=0.003)
・併存症:他の併存症と比較した全死亡オッズ比は高血圧で1.95 (95% CI 1.36–2.80; p<0·001)、心大血管疾患で2.32 (95% CI 1.47–3.64; p<0.001)
● 年齢・性別・併存症で補正した多変量解析の結果、COVID-19 診断前4週間以内の化学療法、ホルモン療法、免疫療法、標的療法、放射線療法は全死亡に影響しなかった。
・化学療法:なしと比較したありの全死亡オッズ比1.18 (95% CI 0.81–1.72; p=0.380)
・ホルモン療法:なしと比較したありの全死亡オッズ比0.90 (95% CI 0.49–1.68; p=0.744)
・免疫療法:なしと比較したありの全死亡オッズ比0.59 (95% CI 0.27–1.27; p=0.177)
・標的療法:なしと比較したありの全死亡オッズ比0.83 (95% CI 0.45–1.54; p=0.559)
・放射線療法:なしと比較したありの全死亡オッズ比0.65 (95% CI 0.36–1.18; p=0.159)