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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

脳転移を有する HER2 陽性の局所進行・転移性乳がんに対し
  • 2020.06.17(Wed)
  • No.3321

脳転移を有する HER2 陽性の局所進行・転移性乳がんに対し、tucatinib + trastuzumab + capecitabine は placebo + trastuzumab + capecitabine と比較して脳転移進行リスクを68%減少、死亡リスクを42%減少させる 。
"Intracranial Efficacy and Survival With Tucatinib Plus Trastuzumab and Capecitabine for Previously Treated HER2-Positive Breast Cancer With Brain Metastases in the HER2CLIMB Trial."
HER2CLIMB trial は、脳転移を有する HER2 陽性の局所進行・転移性乳がんで trastuzumab / pertuzumab / T-DM1 治療歴を有する291例を対象に、tucatinib + trastuzumab + capecitabine と placebo + trastuzumab + capecitabine を2:1で無作為化し、その成績を比較する無作為比較試験。主観察項目は intracranial progression or death (CNS-PFS) と overall survival (OS) とした。
● 291例の年齢中央値は52歳、ECOG performance status は0が130例 (44.7%)・1が161例 (55.3%)、ホルモンレセプター陽性が166例 (57.0%)、脳転移以外の遠隔転移ありが282例 (96.9%)、脳転移の状況は治療歴あり安定が117例 (40.2%)・治療歴あり進行が108例 (37.1%)・治療歴なしが66例 (22.7%)、脳転移に対する治療内容は放射線療法が204例 (70.1%)・全脳照射が122例 (41.9%)・標的照射が124例 (42.6%)・手術が46例 (15.8%) だった。
● 291例は tucatinib 群198例 (48%)・placebo 群93例 (46%) に無作為化された。転移診断から脳転移診断までの期間中央値は tucatinib 群13.0ヶ月・placebo 群9.8ヶ月、脳転移診断から試験参加までの期間中央値は tucatinib 群15.8ヶ月・placebo 群14.5ヶ月だった。
● 1年 CNS-PFS は tucatinib 群40.2%・placebo 群0%、CNS-PFS 中央値は tucatinib 群9.9ヶ月・placebo 群4.2ヶ月、CNS-PFS ハザード比は0.32 (95% CI 0.22 to 0.48; P < 0.0001)、tucatinib が良好だった。
● 1年 OS は tucatinib 群70.1%・placebo 群46.7%、CNS-PFS 中央値は tucatinib 群18.1ヶ月・placebo 群12.0ヶ月、OS ハザード比は0.58 (95% CI 0.40 to 0.85; P = 0.005)、tucatinib が良好だった。