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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

非浸潤性乳管がんの乳房温存術後放射線治療において
  • 2020.03.22(Sun)
  • No.3236

非浸潤性乳管がんの乳房温存術後放射線治療において、腫瘍床ブースト照射の追加は整容性および患側上肢・肩関節機能を悪化させる。標準全乳房照射と寡分割全乳房照射では整容性や QOL におよぼす影響差は少ない 。
"Quality of life after breast-conserving therapy and adjuvant radiotherapy for non-low-risk ductal carcinoma in situ (BIG 3-07/TROG 07.01): 2-year results of a randomised, controlled, phase 3 trial."
BIG 3-07/TROG 07.01 trial は、局所再発リスク因子を有する ductal carcinoma in situ (DCIS) の乳房温存手術後の放射線治療において、標準全乳房照射 ± 腫瘍床ブースト照射と寡分割全乳房照射 ± 腫瘍床ブースト照射の成績を比較する無作為比較試験。局所再発リスク因子は年齢50歳未満、50歳以上でリスク因子あり (有症状、触知可能、病理学的径15mm以上、多発病巣、中等度〜高度核異型、中心壊死あり、コメドタイプ、断端10mm未満) とした。標準照射は 50 Gy / 25 fractions / 5週、寡分割照射は 42.5 Gy / 16 fractions / 3.5週、腫瘍床ブースト照射は 16 Gy / 8 fractions とした。主観察項目は局所再発までの期間とし、副観察項目は再発までの期間、有害事象、整容性、health-related quality of life (HRQOL;) とした。本報告では、治療から2年間の整容性と HRQOL について、ブースト照射なし vs あり、および標準全乳房照射  vs 寡分割全乳房照射で比較した。
●1,208例が無作為化され、ベースライン評価が行われたのは1,147例。
 ・ブースト照射の有無で、ベースラインから治療後2年までの評価が行われたのは988例。
 ・標準全乳房照射  vs 寡分割全乳房照射で、ベースラインから治療後2年までの評価が行われたのは377例。
●ブースト照射有無別では、ブースト照射ありで整容性および患側上肢と肩関節機能の低下が認められた。その他の HRQOL 項目では両群に差は認めなかった。
 ・整容性 (Breast Cancer Treatment Outcome Scale [BCTOS] breast-specific cosmetic status) はブースト照射ありで悪化し、両群のスコア差は治療終了時点・治療2年後ともに0.13 (p=0.00021) だった。
 ・患側上肢と肩関節機能 (BCTS arm-specific and shoulder-specific functional status) は、治療終了時点でブースト照射ありで悪化したが (スコア差0.08 [p=0.021])、治療2年後には差がなかった (スコア差0.04 [p=0.29])。
●標準全乳房照射  vs 寡分割全乳房照射では、寡分割全乳房照射でボディイメージとセクシュアリティの悪化を認めた。整容性およびその他の HRQOL 項目では両群に差は認めなかった。
 ・ボディイメージとセクシュアリティ (Body Image Scale) は寡分割全乳房照射で悪化し、治療終了時点でのスコア差は1.10 (p=0.0016) だった。