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言いたい放題乳腺外科コラム

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閉経後乳がん症例の予後は余暇身体活動が高いと良好
  • 2019.11.08(Fri)
  • No.3148

閉経後乳がん症例の予後は余暇身体活動が高いと良好。乳がん診断前の活動量が低くても、診断後の活動量が高いと、診断前後を通じて低活動の場合より予後は良好 。
"Pre- to postdiagnosis leisure-time physical activity and prognosis in postmenopausal breast cancer survivors."
https://breast-cancer-research.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13058-019-1206-0
https://doi.org/10.1186/s13058-019-1206-0
2002-2005年にリクルートした診断時年齢50-74歳の閉経後乳がん3,813例を対象とする、集団ベース前向きコホート研究 Mammary Carcinoma Risk Factor Investigation (MARIE) study のデータを用いて、余暇身体活動と予後の関係を検討した。身体活動状況のカットオフ値を7.5 MET-h/week とし、乳がん診断前後の身体活動状況を、診断前後を通じて活動不十分 / 活動増加 / 活動低下 / 診断前後を通じて活動十分に分類した。観察項目は overall survival (OS)、breast cancer mortality (BCM)、recurrence-free survival (RFS) とした。
●3,813例中の2,042例を解析対象とした。観察期間中央値6.0年で206例が死亡、うち乳がん死は114例。2,042例の余暇身体活動状況は活動不十分1,037例 (50.8%)、活動増加348例 (17.0%)、活動低下285例 (14.0%)、活動十分372例 (18.2%) だった。全症例の余暇身体活動中央値は乳がん診断前が3.4 MET-h/week、診断後が4.5 MET-h/week だった。推奨されている活動量の中等度〜高強度の身体活動を週150時間以上を満たしていたのは、診断前が657例 (32.1%)、診断後が720例 (35.2%) だった。
●診断前後を通じて活動不十分と比較したハザード比
 ・OS:活動増加0.50 (95% CI 0.31-0.82)、活動低下0.91 (95% CI 0.61-1.36)、診断前後を通じて活動十分0.75 (95% CI 0.48-1.15) であり、乳がん診断後に身体活動が増加した場合は全死亡リスクが低下していた。
 ・BCM:活動増加0.54 (95% CI 0.30-1.00)、活動低下0.80 (95% CI 0.45-1.42)、診断前後を通じて活動十分0.61 (95% CI 0.33-1.13) であり、乳がん診断後に身体活動が増加した場合は乳がん死亡リスクが低下していた。
 ・RFS:活動増加0.58 (95% CI 0.40-0.84)、活動低下1.04 (95% CI 0.76-1.43)、診断前後を通じて活動十分0.80 (95% CI 0.57-1.14) であり、乳がん診断後に身体活動が増加した場合は乳がん再発リスクが低下していた。
●診断前後通じて身体活動なしと比較したハザード比
 ・OS;診断前後を通じて低身体活動0.94 (95% CI 0.74-1.19)、診断前後を通じて高身体活動0.73 (95% CI 0.57-0.93) であり、高身体活動では全死亡リスクが低下していた。
 ・BCM:診断前後を通じて低身体活動0.94 (95% CI 0.68-1.29)、診断前後を通じて高身体活動0.64 (95% CI 0.46-0.89) であり、高身体活動では乳がん死亡リスクが低下していた。
 ・RFS:診断前後を通じて低身体活動1.18 (95% CI 0.98-1.43)、診断前後を通じて高身体活動0.82 (95% CI 0.68-0.99) であり、高身体活動では全乳がん再発死亡リスクが低下していた。