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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

閉経後/ホルモンレセプター陽性/HER2陰性転移性乳がん
  • 2019.09.07(Sat)
  • No.3107

閉経後/ホルモンレセプター陽性/HER2陰性転移性乳がんの初回および二次治療において、progression-free survival をもっとも改善するのは CDK4/6 阻害剤とホルモン療法の併用であり、これを上回るホルモン療法あるいは化学療法レジメンはない 。

"Endocrine treatment versus chemotherapy in postmenopausal women with hormone receptor-positive, HER2-negative, metastatic breast cancer: a systematic review and network meta-analysis."
https://www.thelancet.com/…/PIIS1470-2045(19)3042…/fulltext…
https://doi.org/10.1016/S1470-2045(19)30420-6

2000-2017年に報告された、閉経後/ホルモンレセプター陽性/HER2陰性転移性乳がんの初回および二次治療においてホルモン療法 ± 標的治療と化学療法 ± 標的治療の成績を比較した140試験 (対象50029例) の systematic review and network meta-analysis。
●140試験中、転移がん一次治療は91試験 (65%)、一次および二次治療いずれも含むものは33試験 (24%)、二次治療は16試験 (11%) であった。各試験における内蔵転移例の割合中央値は、ホルモン療法群では53.0% (9.0-87.0%)、化学療法群では72.6% (9.0-91.3%) であった。
●Anastrozole 単剤と比較した progression-free survival (PFS) ハザード比
・ホルモン療法 ± 標的治療:Palbociclib + letrozole で0.42 (95% CI 0.25-0.70)、ribociclib + letrozole で0.43 (95% CI 0.24-0.77)、abemaciclib + anastrozole あるいは letrozoleで0.42 (95% CI 0.23-0.76)、palbociclib + fulvestrant で0.37 (95% CI 0.23-0.59)、 ribociclib + fulvestrant で0.48 (95% CI 0.31-0.74)、abemaciclib + fulvestrant で0.44 (95% CI 0.28-0.70)、everolimus + exemestane で0.42 (95% CI 0.28-0.67) であった。PIK3CA mutation のある症例において、anastrozole 単剤と比較した alpelisib + fulvestrant の PFS ハザード比は0.39 (95% CI 0.22-0.66) であり、いずれも anastrozole 単剤より良好だった。
・化学療法 ± 標的治療:fluorouracil + epirubicin + cyclophosphamide で0.47 (95% CI 0.26-0.93)、paclitaxel + bevacizumab で0.39 (95% CI 0.18-0.88)、capecitabine で0.41 (95% CI 0.24-0.76)、eribulin で0.45 (95% CI 0.23-0.89) であり、いずれも anastrozole 単剤より良好だった。
・Palbociclib + letrozole の成績を上回るホルモン療法あるいは化学療法レジメンはなかった。
●Anastrozole 単剤と比較した overall response オッズ比
・ホルモン療法 ± 標的治療:Everolimus + exemestane で4.50 (95% CI 1.35-15.55)、abemaciclib + fulvestrant で3.60 (1.22-10.77) であり、anastrozole 単剤より良好だった。Palbociclib + letrozole で1.85 (95% CI 0.59-5.69)、ribociclib plus letrozole で2.34 (95% CI 0.65-8.48)、abemaciclib + anastrozole あるいは letrozole で2.28 (95% CI 0.62-8.29)、palbociclib + fulvestrant で2.61 (95% CI 0.80-8.66)、ribociclib + fulvestrant で1.81 (95% CI 0.61-5.38) であり、いずれも anastrozole 単剤と差はなかった。
・化学療法 ± 標的治療:paclitaxel + bevacizumab で16.48 (95% CI 2.30-119.82)、weekly paclitaxel で15.0 (95% CI 1.93-116.16)、docetaxel + epirubicin で7.64 (95%CI 1.12-48.89) で、いずれも anastrozole 単剤より良好だった。
・Palbociclib + letrozole の成績を上回るレジメンは paclitaxel + bevacizumab のみで、palbociclib + letrozole と比較した paclitaxel + bevacizumab の overall response オッズ比は8.95 (95% CI 1.03-76.92) であった。