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言いたい放題乳腺外科コラム

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低減させるが、タモキシフェンは血栓塞栓症・子宮内膜癌・白内障罹患リスクを増加、ラロキシフェンは血栓塞
  • 2019.09.05(Thu)
  • No.3105

US Preventive Services Task Force (USPSTF) による乳がんリスク低減薬物療法に関するシステマティック・レビューのアップデート。タモキシフェン、ラロキシフェン、アロマターゼ阻害剤は浸潤性乳がん罹患リスクを低減させるが、タモキシフェンは血栓塞栓症・子宮内膜癌・白内障罹患リスクを増加、ラロキシフェンは血栓塞栓症罹患リスクを増加させる。

"Medication Use for the Risk Reduction of Primary Breast Cancer in Women. Updated Evidence Report and Systematic Review for the US Preventive Services Task Force."
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2749220…
doi:10.1001/jama.2019.5780

2013年に公開された USPSTF による乳がんリスク低減薬物療法に関するシステマティック・レビューのアップデート。2013-2019年に報告された46研究を解析した。
●リスク予測モデルの正確性
 ・新たに25研究 (Gail 2 / African American Gail / Asian American Gail / Gail + breast density / BCSC / BCSC + benign breast disease / Rosner-Colditz / Tyrer-Cuzick / Tyrer-Cuzick + breast density / Italian 1 / Italian 2 / Chlebowski / Chlebowski-simplified など) が報告された。
 ・これらリスクモデルのAUC は0.55-0.65で正確性は低かった。
●乳がんリスク低減薬物療法の利益
 ・無作為比較試験による浸潤性乳がん罹患リスク比
   Tamoxifen (4試験 [28,421]):0.69 (95% CI 0.59-0.84)
Raloxifene (2試験 [17,806]):0.44 (95% CI 0.24-0.80)
   Exemestane and Anastrozole (2試験 [8424]):0.45 (95% CI, 0.26-0.70)
 ・Tamoxifen と raloxifene の成績を比較した STAR head-to-head trial では、tamoxifen に対する raloxifene の浸潤性乳がん罹患リスク比は1.24 (95% CI 1.05- 1.47) で、tamoxifen のリスク低減効果が強かった。
 ・Raloxifene は placebo と比較して脊椎骨折リスクを低減させ (リスク比0.61 [95% CI, 0.53-0.73])、tamoxifen は非脊椎骨折リスクを低減させた (リスク比0.66 [95% CI, 0.45-0.98])。
●乳がんリスク低減薬物療法の不利益
 ・Tamoxifen と raloxifene は placebo と比較して血栓塞栓症罹患リスクを増加させ、リスク比は tamoxifen で1.93 (95% CI 1.33-2.68)、raloxifene で1.56 (95% CI 1.11-2.60) であった。
 ・Tamoxifen は placebo と比較して子宮内膜癌罹患リスク (リスク比2.25 [95% CI 1.17-4.41])、および白内障罹患リスク (リスク比1.22 [95% CI 1.08-1.48]) が高かった。
 ・STAR head-to-head trial では、tamoxifen と比較して raloxifen は子宮内膜癌罹患リスク (0.55 [95% CI 0.36-0.83])、血栓塞栓症リスク (リスク比0.75 [95% CI, 0.60-0.93]) が低かった。
 ・Tamoxifen、raloxifene、aromatase inhibitors は冠動脈疾患や脳卒中罹患リスクとは相関がなかった。