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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

体細胞コピー数異常と遺伝子発現状況に基づくIntClust subtype
  • 2019.06.25(Tue)
  • No.3059

体細胞コピー数異常と遺伝子発現状況に基づくIntClust subtypeは、ER陽性乳がんの晩期再発リスク予測に有用で、ER陽性乳がんの1/4で晩期再発リスクが高い。また、IntClust subtypeはtriple-negative乳がんの5年以降再発リスク予測にも有用。

"Dynamics of breast-cancer relapse reveal late-recurring ER-positive genomic subgroups."
Nature volume 567, pages399–404 (2019)
https://www.nature.com/articles/s41586-019-1007-8

1977-2005年に診断された乳がん3,240例 (観察期間中央値14年) において、体細胞コピー数異常と遺伝子発現状況に基づくIntClust sbtypeの予後因子としての意義を、免疫染色 (ERとHER2) およびPAM50 intrinsic subtypeと比較した。
●ER陰性例の再発および死亡率は5年39%、10年45%、15年46%、20年47%であり、5年までのリスクが高く、10年以降のリスク増はわずかであった。
 ○免疫染色:ER−/HER2+では20年まで再発死亡リスクが増加、ER−/HER2−では5年以降のリスクは低かった。
  ・ER−/HER2−の再発死亡率は5年34%、10年39%、15年43%、20年43%
  ・ER−/HER2+の再発死亡率は5年44%、10年50%、15年52%、20年59%
 ○PAM50 intrinsic subtype:HER2-enrichedでは20年まで再発死亡リスクが増加、basalでは5年以降のリスクは低かった。免疫染色評価のER−/HER2+およびER−/HER2−との差がなかった。
  ・HER2-enrichedの再発死亡率は5年37%、10年48%、15年53%、20年54%
  ・Basalの再発死亡率は5年34%、10年38%、15年40%、20年42%
 ○IntClust subtype:ER陰性を多く含むIntClust 4 ER−、IntClust 5、IntClust 10では再発死亡パターンに差が認められた。
  ・HER2陽性が多数を占めるIntClust 5の再発死亡率は5年38%、10年57%、15年61%、20年65%であり、20年まで一律に増加した。
  ・Triple-negativeが多数を占めるIntClust 10の再発死亡率は5年33%、10年35%、15年37%、20年37%であり、5年以降のリスクは低かった。
  ・Triple-negativeが多数を占めるが体細胞コピー数異常を欠くIntClust 4 ER−の再発および死亡率は5年30%、10年43%、15年47%、20年49%で、5年以降もリスク増を認めた。
●ER陽性例の再発および死亡率は5年22%、10年34%、15年40%、20年42%であり、晩期再発死亡リスクが高かった。
 ○免疫染色:ER+/HER2+では20年まで再発死亡リスクが増加、ER+/HER2−では再発リスクは低いが20年まで一律に増加した。
  ・ER+/HER2+の再発死亡率は5年35%、10年49%、15年57%、20年60%
  ・ER+/HER2−の再発死亡率は5年19%、10年30%、15年37%、20年39%
 ○PAM50 intrinsic subtype:Luminal AおよびLuminal Bともに再発リスクは低いが20年まで一律に増加した。
  ・Luminal Aの再発死亡率は5年14%、10年23%、15年31%、20年33%
  ・Luminal Bの再発死亡率は5年27%、10年42%、15年49%、20年49%
 ○IntClust subtypeでER陽性を多く含むIntClust 1、IntClust 2、IntClust 3、IntClust 4 ER+、IntClust 6、IntClust 7、IntClust 8、IntClust 9では再発死亡パターンに差が認められた。
  ・IntClust 3、IntClust 7、IntClust 8、IntClust 4 ER+の予後は比較的良好で晩期再発死亡リスクは低く、20年再発死亡率はIntClust 3が31%、IntClust 7が34%、IntClust 8が36%、IntClust 4 ER+が40%であった。
  ・IntClust 1、IntClust 2、IntClust 6、IntClust 9の予後は不良で晩期再発死亡リスクは高く、20年再発死亡率はIntClust 1が49%、IntClust 2が62%、IntClust 6が48%、IntClust 9が54%であった。これらの予後不良IntClust subtypeはER陽性例の26%を占めていた。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医