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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

術前後化学療法を受けた初期乳がん
  • 2019.06.23(Sun)
  • No.3057

術前後化学療法を受けた初期乳がんにおける、化学療法誘因末梢神経障害程度の患者評価と医師評価には乖離がみられる 。

"Patient‐reported and clinician‐reported chemotherapy‐induced peripheral neuropathy in patients with early breast cancer: Current clinical practice."
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/cncr.32175…
https://doi.org/10.1002/cncr.32175

術前後化学療法を受ける stage 1-3 乳がん184例を対象に、化学療法誘因末梢神経障害 chemotherapy‐induced peripheral neuropathy (CIPN) の程度を患者評価と医師評価で前向きに比較した。医師評価は National Cancer Institute Common Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) で、患者評価は Patient-Reported Symptom Monitoring (PRSM) にて実施した。
●患者184例の背景因子は、平均年齢が55歳、白人が73%、手術術式は乳房部分切除44%・乳房切除54%・手術なし2%、放射線治療ありが70%、化学療法時期は術前45%・術後55%、化学療法レジメンは doxorubicin plus cyclophosphamide → paclitaxel plus carboplatin (AC-TC) 10%・doxorubicin plus cyclophosphamide → paclitaxel (AC-T) 33%・docetaxel plus carboplatin plus anti–HER2 treatment (TCH) 13%・docetaxel plus cyclophosphamide (TC) 27%・other taxan 10% であった。
●患者評価は PRSM score 0 が47例 (27%)、score 1 が65例 (38%)、score 2 が48例 (28%)、score 3 が13例 (8%) であった。医師評価は CTCAE score 0 が64例 (37%)、score 1 が59例 (34%)、score 2 が49例 (28%)、score 3 が1例 (1%) であった。
●患者評価と医師評価の一致率は低かった (weighted Cohen kappa, P = 0.34)。患者評価 score 0 の症例では医師評価 score 0 との一致率は87%と高かったが、患者評価 score 1 症例の医師評価 score 1 との一致率は46%、患者評価 score 2 症例の医師評価 score 2 との一致率は44%、患者評価 score 3 症例の医師評価 score 3 との一致率は0%であった。
 ・患者評価 score 0 の47例における医師評価の内訳は、score 0 が41例 (87%)、score 1 が4例 (9%)、score 2 が2例 (4%)、score 3 が0例 (0%)。
 ・患者評価 score 1 の65例における医師評価の内訳は、score 0 が20例 (31%)、score 1 が30例 (46%)、score 2 が15例 (23%)、score 3 が0例 (0%)。
 ・患者評価 score 2 の48例における医師評価の内訳は、score 0 が3例 (6%)、score 1 が21例 (44%)、score 2 が23例 (48%)、score 3 が1例 (2%)。
 ・患者評価 score 3 の13例における医師評価の内訳は、score 0 が0例 (0%)、score 1 が4例 (31%)、score 2 が9例 (69%)、score 3 が0例 (0%)。
●患者評価で score 2 以上が最も多かったレジメンは AC-TC であり (50%)、次いで AC-T (48%)、TCH (25%)、TC (10%) の順であった。Docetaxel base と paclitaxel base の比較では、患者評価 score 2 以上は docetaxel 17.7%・paclitaxel 50.0%で、paclitaxel での頻度が高かった (P < 0.0001)。
●化学療法の減量を要したものは52例 (28%) であり、このうち15例 (29%) が CIPN による減量であった。化学療法中止となったものは26例 (14%) であり、このうち8例 (31%) が CIPN による中止であった。
●多変量解析で患者評価 CIPN 高スコアと相関した因子は、関節炎 and/or 慢性関節リウマチの合併 (相対リスク1.58 [95% CI 1.06‐2.35; P = 0.023])、paclitaxel base レジメン (相対リスク2.88 [95% CI 1.72‐4.83 [P < 0.0001])、既婚 (相対リスク0.57 [95% CI 0.37‐0.887 [P = 0.01]) であった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医