乳がん検診なら東京・埼玉エリアにある乳腺外科「ベルーガクリニック」マンモグラフィー検査による乳がんの検査を受付けております。

フリーダイヤル
0120-150-929(イコークリニック)
tel
03-5916-0114(オーイイヨ)
受付時間
月〜金 9:00〜19:00 (土17:30まで)

2006年6月〜
20197月まで

乳がんの発見数
1999
詳細はコチラ >>
J.POSHへの寄付金
3355万円
詳細はコチラ >>
新患数
44788
詳細はコチラ >>

言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

ホルモンレセプター陽性 / HER2 陰性の進行再発乳がん初回治療
  • 2019.06.12(Wed)
  • No.3046

ホルモンレセプター陽性 / HER2 陰性の進行再発乳がん初回治療において、CDK4/6 阻害剤 ribociclib + ホルモン療法はホルモン療法単独と比較して全生存率を改善 。

"Overall Survival with Ribociclib plus Endocrine Therapy in Breast Cancer.”
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1903765…
https://DOI: 10.1056/NEJMoa1903765

MONALEESA-7 (Mammary Oncology Assessment of LEE011’s [Ribociclib’s] Efficacy and Safety–7) trial は、ホルモンレセプター陽性 / HER2 陰性 / 閉経状態を問わない進行再発乳がんで、進行再発病巣へのホルモン療法歴がなく、進行再発病巣への化学療法歴が1レジメンまでの672例を対象に、ribociclib + ホルモン療法 (goserelin + nonsteroidal aromatase inhibitor あるいは tamoxifen) と placebo + ホルモン療法の成績を比較する無策比較試験。本論文では副観察項目である overall survival (OS) について報告する。
●672例は ribocivlib 群335例、placebo 群337例に無作為化された。
●観察期間中央値34.6ヶ月での死亡例は、ribocivlib 群で83例 (24.8%)、placebo 群で109例 (32.3%) であった。42ヶ月 OS は ribocivlib 群で70.2%・placebo 群46.0%、OS event ハザード比は0.71 (95% CI 0.54 to 0.95; P=0.00973)、ribocivlib の予後が良好であった。
●AI を併用した495例における42ヶ月 OS は ribocivlib 群で69.7%・placebo 群43.0%、OS event ハザード比は0.70 (95% CI 0.50 to 0.98)、ribocivlib の予後が良好であった。Tamoxifen を併用した177例における42ヶ月 OS は ribocivlib 群で71.2%・placebo 群54.5%、OS event ハザード比は0.79 (95% CI 0.45 to 1.38)、ribocivlib の予後が良好であった。
●試験薬終了後にセカンドライン抗腫瘍剤を投与されたものは ribociclib 群で151例 (68.9%)、placebo 群で205例 (73.2%) であった。二次治療として化学療法を受けたものは ribociclib 群22.4%・placebo 群28.6%、ホルモン療法単独治療を受けたものは ribociclib 群22.4%・placebo 群20.4%であった。化学療法レジメンで多かったのは pyrimidine analogues (ribociclib 群29.7%・placebo 群33.6%)、タキサン (ribociclib 群24.2%・placebo 群26.8%) であった。ホルモン療法治療レジメンで多かったのは AI (ribociclib 群29.2%・placebo 群27.5%)、高エストロゲン剤 (ribociclib 群23.3%・placebo 群25.4%) であった。CDK4/5 阻害剤をセカンドラインでも投与されたものは ribociclib 群10.0%・placebo 群18.6%であった。
●無作為化から42ヶ月後生存例のうち、セカンドライン治療で病状進行を認めないものは ribociclib 群54.6%・placebo 群37.8%、病状進行あるいは死亡イベントのハザード比は0.69 (95% CI 0.55 to 0.87)、ribocivlib の成績が良好であった。
●グレード3-4有害事象頻度は ribociclib 群63.5%・placebo 群4.5%であった。