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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

術後ホルモン療法のみを受けたホルモンレセプター陽性
  • 2019.05.15(Wed)
  • No.3018

術後ホルモン療法のみを受けたホルモンレセプター陽性/HER2陰性乳がんにおいて、12-gene molecular score (EPclin score) は晩期再発の予測因子である 。

"Prediction of Distant Recurrence using EndoPredict among Women with ER+, HER2- Node-Positive and Node-Negative Breast Cancer Treated with Endocrine Therapy Only."
http://clincancerres.aacrjournals.org/…/1078-0432.CCR-19-03…
http://DOI: 10.1158/1078-0432.CCR-19-0376

ホルモンレセプター陽性/HER2陰性乳がんを対象とした二つの無策比較試験 (ABCSG-6 /ABCSG-8) の対象において、12-gene expression assay の遠隔再発リスク評価における有用性を検討した。対象は1,702例で、ホルモン療法5年間 (tamoxifen 5年あるいは tamoxifen 2年 → anastrozole 3年) のみで、化学療法は受けていない。12-gene molecular score は5未満を低リスク、5以上を高リスクに分類した。
●1,702例の 12-gene molecular score は低リスクが62.6%、高リスクが37.4%であった。リンパ節転移陰性は68.5%、陽性は31.5%であった。リンパ節転移陰性1,166例中、12-gene molecular score 低リスクは77.8%、高リスクは22.2%であった。リンパ節転移陽性536例中、12-gene molecular score 低リスクは29.7%、高リスクは70.3%であった。
●観察期間中央値は9.6年。12-gene molecular score 低リスクの10年 distant recurrence-free rate (DRFR) は95.5%、高リスクの10年 DRFR は80.3%、高リスクの遠隔転移ハザード比は4.77 (95% CI 3.37 to 6.67; p<0.0001) であり、有意に予後不良であった。多変量解析でも 12-gene molecular score は有意な予後因子であった (ハザード比2.55, 95% CI 2.11 to 3.08; p<0.0001)。
●5年間遠隔再発のなかった1,386例において、5-10年 DRFR は低リスクで95.7%、高リスクで84.1%で、高リスクの5-10年遠隔再発ハザード比は4.52, 95% CI 2.65 to 7.72; p<0.0001) であった。多変量解析でも 12-gene molecular score は有意な晩期再発の予後因子であった (ハザード比2.56, 95% CI 1.88 to 3.49; p<0.0001)。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医