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言いたい放題乳腺外科コラム

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乳がん術前薬物療法において薬剤抵抗性と最も相関する遺伝子変異は PIK3CA mutation (文
  • 2019.05.14(Tue)
  • No.3017

乳がん術前薬物療法において薬剤抵抗性と最も相関する遺伝子変異は PIK3CA mutation。

"Mutational Diversity and Therapy Response in Breast Cancer: A Sequencing Analysis in the Neoadjuvant GeparSepto Trial."
http://clincancerres.aacrjournals.org/…/1078-0432.CCR-18-32…
http://doi: 10.1158/1078-0432.CCR-18-3258

GeparSepto trial は乳がん術前薬物療法において、 nab-paclitaxel → epirubicine + cyclophosphamide (EC) と solvent-based paclitaxel → EC の成績を比較する無作為比較試験 (HER2 陽性乳がんでは trastuzumab + pertuzumab を追加)。本試験対象のホルマリン固定パラフィン包埋標本を next-generation-sequencing にて解析を行い (パネルには16遺伝子 [AKT1, BRAF, CDH1, EGFR, ERBB2, ESR1, FBXW7, FGFR2, HRAS, KRAS, NRAS, SF3B1, TP53, HNF1A, PIK3CA, PTEN] の変異と8遺伝子 (CCND1, ERBB2, FGFR1, PAK1, PIK3CA, TOP2A, TP53, ZNF703] のコピー数変異を含む)、各サブタイプの遺伝子変異状況と、遺伝子変異と術前薬物療法効果の相関を検討した。
●解析対象は851例で、サブタイプ別の内訳は HER2 陽性295例・triple negative breast cancer (TNBC) 159例・luminal HER2 陰性 397例であった。
●高頻度の遺伝子変異は TP53 (38.4%) とPIK3CA (21.5%) であり、他の遺伝子変異頻度はいずれも2%以下であった。高頻度のコピー数変異は TOP2A (34.9%)、ERBB2 (30.6%)、ZNF703 (30.1%)、PIK3CA (24.1%)、TP53 (21.9%)、CCND1 (17.7%)、PAK1 (14.9%)、FGFR1 (12.6%) であった。
●TP53 変異は TNBC の57.9%に対し、HER2 + では40.3%、Luminal HER2- では29.2%であった。PIK3CA は Luminal HER2- 27.5%、と HER2 + 21.4%に対し、TNBC では6.9%であった。ERBB2 増幅は HER2+ の84.7%に対し、Luminal HER2- では1.5%、TNBC では2.5%であった。TOP2A 増幅は TNBC の69.2%、HER2 + では46.8%に対し、Luminal HER2- では12.3%であった。
●多変量解析で術前薬物療法の pCR 率と相関した遺伝子変異増幅は PIK3CA mutation / ERBB2 amplification / PAK1 amplification であった。
 ・ERBB2 amplification ありの pCR 率は63.8%に対し、増幅なしでは22.8%、オッズ比1.93 (95% CI 1.01-3.69; p=0.05)
 ・PIK3CA mutation ありの pCR 率は23.0%に対し、変異なしでは38.8%、オッズ比0.57 (95% CI 0.36-0.91; p=0.02)
●サブタイプ別の pCR 率と相関した遺伝子変異増幅
 ・HER2 陽性症例では、ERBB2 amplification ありの pCR 率が増幅なしより有意に高率
 ・HER2 陽性症例では、PIK3CA mutation ありの pCR 率が変異なしより有意に低率
 ・TNBC 症例では、TOP2A amplification ありの pCR 率が増幅なしより有意に低率
 ・Luminal HER2- 症例では、PIK3CA mutation ありの pCR 率が増幅なしより有意に低率 (単変量解析のみ)
●Nab-paclitaxel
 ・全対象での pCR 率は solvent-based paclitaxel 31.6% vs nab-paclitaxel 38.9% と nab-paclitaxel が高率であった (p=0.031)。サブタイプ別では TNBC における nab-paclitaxel の pCR 率が高く (27.5% vs 49.4%)、HER2+ および Luminal HER2- では差がなかった。
 ・PIK3CA 遺伝子変異なしでの pCR 率は solvent-based paclitaxel 43.5% vs nab-paclitaxel 33.6% であり、nab-paclitaxel が低率であった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医