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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

HER2 陰性進行再発乳がんの化学療法において
  • 2019.05.09(Thu)
  • No.3012

HER2 陰性進行再発乳がんの化学療法において、連続投与と比較して間歇投与では overall survival が悪化、身体的 QOL も悪化

"Intermittent versus continuous chemotherapy beyond first-line for patients with HER2-negative advanced breast cancer (BOOG 2010-02)."
"Influence on quality of life of chemotherapy scheduling for patients with advanced HER2-negative breast cancer."

HER2 陰性の進行再発乳がんにおいて、化学療法の間歇投与 (4サイクル → treatment holiday → 4サイクル) と連続投与の成績を比較する無作為比較試験。化学療法のレジメンは 1-st line は paclitaxel + bevacizumab とし、2-nd line は capecitabine あるいは non-pegylated liposomal doxorubicin とした。対象は420例
●2nd-line 治療を開始できた対象は270例で、間歇投与が131例・連続投与が139例。本対象において progression-free survival (PFS) 中央値は間歇投与群3.5ヶ月・連続投与5.0ヶ月、ハザード比1.04 (95%CI 0.69-1.57) で有意差はなかった。Overall survival (OS) 中央値はは間歇投与群10.6ヶ月・連続投与12.0ヶ月、ハザード比1.64 (95%CI 1.08 – 2.48) で連続投与が良好であった。
●全対象420例における 1-st line から 2-nd line 通算の PFS 中央値は間歇投与群12.7ヶ月・連続投与13.9ヶ月、ハザード比1.21 (95%CI 0.9 – 1.63) で有意差はなかった。OS央値は間歇投与群17.1ヶ月・連続投与20.9ヶ月、ハザード比1.37 (95%CI 1.03 - 1.54) で連続投与が良好であった。
●身体的 QOL は間歇投与群がベースラインから有意に悪化したのに対し、連続投与では大きな変化はなかった。精神的 QOL は両群とも改善傾向を示した。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医