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言いたい放題乳腺外科コラム

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進行がん患者自身とその介助者による予後予測
  • 2019.05.05(Sun)
  • No.3008

進行がん患者自身とその介助者による予後予測は担当腫瘍内科医と比較して正確性に劣り、楽観的予測をするものが多い。

"Prognostic accuracy of patients, caregivers, and oncologists in advanced cancer."
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/cncr.32127
https://doi.org/10.1002/cncr.32127

進行がん患者の予後予測を、患者自身・介護者・担当医で比較した。対象は、患者/介護者/医師のコミュニケーションの意義を検討する無作為比較試験 (Values and Options in Cancer Care Study) に参加した進行がん患者265例、その介護者194例、その担当腫瘍内科医38例。患者の適格条件は、stage 4 あるいは1年以内に死亡しても驚かないと担当腫瘍内科医が判断した stage 3 の成人固形がん患者。患者/介護者/担当腫瘍内科医に2年以上生存する可能性を質問 (0% / 10% / 25% / 50% / 75% / 90% / 100%)、患者の2年後の生存状況から予後予測正確度を算出した (2年生存予測が75%で、2年時点で死亡の場合の予後予測正確度は0-0.75=-0.75、生存の場合は1-0.75=0.25)。患者/介護者/担当腫瘍内科医それぞれの予測正確度を c 統計量で比較した。
●平均年齢は患者64.3歳・介護者60.7歳・医師44.7歳。女性の割合は患者55.1%・介護者66.8%・医師28.9%。がん種は肺 (20.7%)・膵 (10.1%)・大腸以外の消化器 (11.6%)・乳房 (20%)・大腸 (9.4%)・前立腺 (10.9%)などであった。
●試験登録から死亡までの中央値は18ヶ月で、2年以上生存した患者は41.8%であった。
●2年予後予測の c 統計量は患者が0.62 (95% CI, 0.55‐0.68)、介護者が 0.72 (95% CI, 0.65‐0.78)、担当腫瘍内科医が0.81 (95% CI, 0.76‐0.86) であり、医師の予測は患者 (p=0.001) および介護者 (p=0.03) より正確であった。
●予後予測と実際の2年生存状況は、腫瘍内科医では差がなかったが、患者と介護者では差が認められた。
 予測別の2年生存例の割合 (患者 / 介護者 / 医師)
 ・2年予後予測90-100%と回答:51% / 61% / 81%
 ・2年予後予測75%と回答:45% /30% / 89%
 ・2年予後予測50%と回答例:31% / 30% / 58%
 ・2年予後予測25%と回答例:30% / 16% / 40%
 ・2年予後予測0-10% と回答例:18% / 5% / 13%
●現実的予後予測の割合は、担当腫瘍内科医が62%で患者38%・介護者42%より高率であった。楽観予後予測の割合は患者50%・介護者46%で担当腫瘍内科医12%より高率であった
 予測結果別内訳 (患者 / 介護者 / 医師)
 ・悲観的予測例の割合:12% / 12% / 26%
 ・現実的予測例の割合:38% / 42% / 62%
 ・楽観予測例の割合:50% / 46% / 12%