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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

標準的放射線診断にて乳房温存療法を予定された
  • 2019.03.07(Thu)
  • No.2955

標準的放射線診断にて乳房温存療法を予定された DCIS 症例に MRI 検査を追加しても、断端陽性あるいは断端近接による追加手術率は変わらない 。
"Preoperative Breast Magnetic Resonance Imaging in Women With Local Ductal Carcinoma in Situ to Optimize Surgical Outcomes: Results From the Randomized Phase III Trial IRCIS."
http://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/JCO.18.00595?af=R
フランス。標準的放射線診断にて乳房温存療法を予定された ductal carcinoma in situ (DCIS) 症例において、MRI 検査を追加する意義を検討する無策比較試験。対象は局所性微細石灰化あるいは3cm未満の腫瘤で診断された DCIS 360例で、181例を MRI 検査実施群、179例を MRI 非実施群に振り分けた。主観察項目は断端陽性あるいは近接 (2mm未満) による追加手術率とした。
●解析対象は352例、MRI 群178例 (9例で MRI 実施せず)・非 MRI 群174例 (3例で MRI 実施) であった。両群の背景因子は、年齢中央値が MRI 群56歳・非 MRI 群58歳、非触知病変が MRI 群92%・非 MRI 群90%、BIRADs カテゴリー4病変が MRI 群82%・非 MRI 群83%、超音波検査実施率は MRI 群58%・非 MRI 群53%であった。
●Intent-to-treat analysis 対象は345例、MRI 群173例・非 MRI 群172例であった。断端陽性あるいは近接のため追加手術となったのは82例で、MRI 群では35例 (20%)、非 MRI 群では47例 (27%) であり、有意差はなかった (p=0.13)。
●全対象である360例で解析すると、MRI 実施による追加手術実施オッズ比は0.66 (95% CI 0.40 to 1.1; p=0.11) で有意差はなかった。プロトコールに従った MRI 群165例と非 MRI 群169例の解析では、MRI 実施による追加手術実施オッズ比は0.59 (95% CI 0.35 to 1.0; p=0.05) となり、MRI 群での追加手術が低率であった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医