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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

乳がん全身療法は
  • 2019.02.06(Wed)
  • No.2926

乳がん全身療法は対側乳がんリスクを低下させ、最もリスクを下げるレジメンはホルモン療法ではアロマターゼ阻害剤、化学療法ではタキサンである 。
"The influence of adjuvant systemic regimens on contralateral breast cancer risk and receptor subtype."
https://academic.oup.com/…/advance-article-abstract/doi/10.…
Netherlands Cancer Registry を用いて、2003-2010年に浸潤性乳がんと診断された83,144例を抽出、全身療法と対側乳がんの関係を検討した。
●83,144例の全身療法の内訳は、化学療法では 化学療法なし58.6%・taxane 5.3%・anthracycline 8.2%・taxane + anthracycline 4.3・その他23.6%、ホルモン療法では、ホルモン療法なし51.6%・tamoxifen 40.7%・aromatase inhibitor (AI) 2.9%・tamoxifen + AI 4.8%、化学療法 + ホルモン療法 24.0%、化学療法 + trasutuzumab 3.3%、化学療法 + ホルモン療法 + trasutuzumab 3.6% であった。
●平均観察期間7.7年で、83,144例中2,816例が対側乳がんに罹患した。初発乳がんから対側乳がん罹患までの期間中央値は4.6年であった。5年累積対側乳がん罹患率は1.9%、10年累積対側乳がん罹患率は3.8%であった。
●多変量解析にて、全身療法なしと比較した対側乳がん罹患ハザード比は、化学療法で0.70 (95% CI 0.62-0.80)、ホルモン療法で0.46 (95% CI 0.41-0.52)、化学療法 + ホルモン療法で0.35 (95% CI 0.31-0.39)、化学療法 + trastuzumab で0.57 (95% CI 0.45-0.73)、化学療法 + ホルモン療法 + trasutuzumab 0.24 (95% CI 0.14-0.33) であった。
●化学療法のレジメン別では taxane が最も対側乳がんリスクを低下させており、全身療法なしと比較した対側乳がん罹患ハザード比は、taxane で0.48 (95%CI 0.36-0.62)、anthracycline で0.91 (95% CI 0.77-1.06)、taxane + anthracycline で0.69 (95% CI 0.52-0.78) であった。
●ホルモン療法のレジメン別では、AI が最も対側乳がんリスクを低下させており、全身療法なしと比較した対側乳がん罹患ハザード比は、tamoxefem で0.48 (95%CI 0.44-0.53)、AI で0.32 (95% CI 0.23-0.44)、tamoxifen + AI で0.45 (95% CI 0.36-0.56) であった。
●ホルモン療法はホルモンレセプター陽性の対側乳がんリスクを低下させていたが (ホルモン療法なしと比較したハザード比0.41 [95% CI 0.36-0.47])、ホルモンレセプター陰性対側乳がんリスクとの相関はなかった (ホルモン療法なしと比較したハザード比1.32 [95% CI 0.90-1.93])。
●化学療法はホルモンレセプター陽性の対側乳がんリスクとは相関がなく (化学療法なしと比較したハザード比1.22 [95% CI 0.57-2.64])、ホルモンレセプター陰性の対側乳がんリスクを増加させていた (化学療法なしと比較したハザード比4.01 [95% CI 1.64-9.81])。化学療法によるホルモンレセプター陰性対側乳がんリスク増加には時間依存性があり、フォローアップ当初5年まではリスクを増加させなかったが (ハザード比1.28 [95% CI 0.84-1.95])、5年以降でリスク増を認めた (ハザード比2.84 [95% CI 1.62-4.99])。