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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

乳房切除後胸壁照射例の5年局所領域再発率
  • 2019.02.01(Fri)
  • No.2921

乳房切除後胸壁照射例の5年局所領域再発率は標準照射の8.1%に対し、寡分割照射では8.3%であり、寡分割照射の成績は標準照射に劣らない 。
"Hypofractionated versus conventional fractionated postmastectomy radiotherapy for patients with high-risk breast cancer: a randomised, non-inferiority, open-label, phase 3 trial."
https://www.thelancet.com/…/PIIS1470-2045(18)30813…/fulltext
中国 National Cancer Center で治療されたリンパ節転移4個以上あるいは T3-4 乳がん810例を対象に、標準的乳房切除後胸壁照射 (50 Gy / 25 fractions / over 5 weeks) に対して寡分割乳房切除後胸壁照射 (43.5 Gy / 15 fractions / over 3 weeks) の非劣性を検討する無策比較試験。主観察項目は5年局所領域再発率として、事前設定された非劣性マージンはハザード比1.883。
●810例の内訳は標準照射群409例・寡分割照射群401例で、年齢中央値は49歳。浸潤性乳管がんの割合は標準照射群93%・寡分割照射群95%、stage 3 症例は標準照射群・寡分割照射群ともに94%、全例で術前後化学療法が実施され、ホルモン療法実施率は標準照射群77%・寡分割照射群76%であった。
●観察期間中央値58.5ヶ月時点で局所領域再発を60例に認め、標準照射群29例・寡分割照射群31例、5年累積局所領域再発率は標準照射群8.1%・寡分割照射群8.3%、ハザード比は1·10 (90% CI 0·72-1·69; p<0·0001 for non-inferiority) であった。
●グレート3 急性皮膚障害の頻度は標準照射群8%・寡分割照射群3%であり、寡分割照射群で有意に低率であった。急性放射線肺炎、遅発性皮膚障害、リンパ浮腫、肩関節機能障害、肺線維化、虚血性心疾患の頻度には有意差がなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医