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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

閉経前乳がん術前治療において
  • 2019.01.03(Thu)
  • No.2903

閉経前乳がん術前治療において、triptorelin と比較して degarelix はエストラジオール値を速やかに至適卵巣機能抑制レベルまで低下させ、治療期間中それを維持させる 。

"Neoadjuvant Degarelix Versus Triptorelin in Premenopausal Patients Who Receive Letrozole for Locally Advanced Endocrine-Responsive Breast Cancer: A Randomized Phase II Trial."
http://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/JCO.18.00296?af=R

乳がんに適応症を有する gonadotropin-releasing hormone (GnRH) analog 製剤 (triptorelin、goserelin、leuprolide) は、下垂体の初期刺激によりゴナドトロピンの持続的減少までに約10日ほどを要し、一部の患者では2-4ヶ月におよぶことがある。また、従来の GnRH analog では完全な卵巣機能抑制に到らず、散発的エストラジオール (E2) 上昇を来すものを約20%に認める。前立腺がんに用いられる GnRH analog である degarelix は、投与後1-3日で去勢術レベルまで testosterone を低下させ、治療中はそのレベルを維持させることが示されている。
TREND (IBCSG 41-13) trial は、閉経前 / ホルモンレセプター陽性 / HER2陰性 / cT2-4b anyN M0 乳がん51例の術前治療において、triptorelin + letrozole (n = 26) と degarelix + letrozole (n = 25) の至適卵巣機能抑制 (E2 ≦ 2.72 pg/mL [≦ 10 pmol/L]) までの期間を比較する、open-label phase II randomized study。triptorelin + letrozole と degarelix + letrozole は6ヶ月間投与した。
●対象の年齢中央値は triptorelin 群44歳・degarelix 群45歳、ベースライン E2 値中央値は triptorelin 群86 pg/mL・degarelix 群98 pg/mL。
●至適卵巣機能抑制までの期間中央値は triptorelin 群14日・degarelix 群3日であり、degarelix 群が有意に短期間であった (p < 0.001)。治療期間中の至適卵巣機能抑制逸脱を、degarelix 群 では119回の測定で1例も認めなかったが、triptorelin 群では127回の測定中6回 (15.4%) で認めた。
●6ヶ月間の術前治療後、49例で手術を実施した。リンパ節転移陰性率は triptorelin 群34.6%・degarelix 群43.5%、乳房温存率は triptorelin 群42.3%・degarelix 群52.2%、奏効率は triptorelin 群46.2%・degarelix 群44.0%、いずれも両群に有意差はなかった。
●グレード4有害事象は両群ともに発生せず、グレード3有害事象を triptorelin 群で2例 (高血圧と貧血) に認めた。Degarelix 群 で高率であった有害事象はホットフラッシュ (80.0% v 69.2%)、関節痛 (32.0% v 53.8%)、不眠 (24.0% v 11.5%)、注射部位反応 (24.0% v 0%)、高血圧 (12.0% v 3.8%)、嘔気 (16.0% v 3.8%) であった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医