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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

Taxane + trastuzumab の術前治療後に残存がん
  • 2018.12.05(Wed)
  • No.2873

Taxane + trastuzumab の術前治療後に残存がんを認めた HER2 陽性乳がんにおいて、術後 T-DM1 は trastuzumab と比較して浸潤がんイベントを半数に低下させる 。

"Trastuzumab Emtansine for Residual Invasive HER2-Positive Breast Cancer."
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1814017

KATHERINE trial は、HER2 陽性の cT1-4N0-3M0 乳がんで、taxane-based chemotherapy + trastuzumab による術前化学療法にて残存がんを認めた症例を対象に、術後治療として T-DM1 とtrastuzumab の成績を比較する multicenter randomized open-label phase 3 trial。T-DM1 とtrastuzumab はそれぞれ14サイクルを投与。主観察項目は invasive disease–free survival とし、その定義は同側乳房浸潤がん再発、同側の局所領域浸潤がん再発、対側浸潤性乳がん、遠隔再発、全理由の死亡とした。
(defined as freedom from ipsilateral invasive breast tumor recurrence, ipsilateral locoregional invasive breast cancer recurrence, contralateral invasive breast cancer, distant recurrence, or death from any cause).
●対象は1,486例で、T-DM1 群・trastuzumab 群それぞれ743例。年齢中央値は両群とも49歳、inoperable case (cT4 あるいは cN2,3) は T-DM1 群24.9%・trastuzumab 群25.6%、ホルモンレセプター陽性例は T-DM1 群71.9%・trastuzumab 群72.7%、術前治療で anthracycline 投与例は T-DM1 群77.9%・trastuzumab 群75.9%、術前療法で trastuzumab 以外の抗 HER2 剤投与例は T-DM1 群19.2%・trastuzumab 群19.8%であった。
●観察期間中央値は T-DM1 群 41.4ヶ月・trastuzumab 群40.9ヶ月。Invasive disease をinvasive disease を T-DM1 群で91例 (12.2%)・trastuzumab 群で165例 (22.2)%に認め、3年 invasive disease–free survival は T-DM1 群88.3%・trastuzumab 群77.0%、ハザード比は0.50 (95% CI 0.39 to 0.64; P<0.001)、T-DM1 の成績が有意に良好であった。
●遠隔再発が初 invasive-disease event であったのは T-DM1 群 10.5%・trastuzumab 群15.9%、ハザード比は0.60 (95% CI 0.45 to 0.79)、T-DM1 の成績が有意に良好であった。
●全死亡は T-DM1 群 42例・trastuzumab 群56例で、事前設定数 (両群あわせて279例) に到達しなかった。参考ハザード比0.70 (95% CI 0.47 to 1.05)。
●安全性解析対象は T-DM1 群 740例・trastuzumab 群720例。高頻度のグレード3以上有害事象は、T-DM1 群では血小板減少 (5.7%)・高血圧 (2.0%)、trastuzumab 群では高血圧 (1.2%)・放射線誘因皮膚障害 (1.0%) であった。重篤有害事象は T-DM1 群 94例 (12.7%)・trastuzumab 群58例 (8.1%) で発生した。有害事象にて試験薬投与中止となったのは T-DM1 群 133例 (18.0%)・trastuzumab 群15例 (2.1%) であり、T-DM1 群で高頻度のものは血小板低下 (4.2%)・ビリルビン値上昇 (2.6%) であった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
日本乳癌学会評議員
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会評議員
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
日本乳癌学会評議員
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医