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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

全世界がん患者のうち
  • 2017.11.29(Wed)
  • No.2602

2012年度の全世界がん患者のうち、糖尿病と高BMIの複合が誘因となったものは5.6% 。

"Worldwide burden of cancer attributable to diabetes and high body-mass index: a comparative risk assessment."
http://www.thelancet.com/…/PIIS2213-8587(17)30366-2/abstract

メタ解析で報告されている糖尿病とbody-mass index (BMI) によるがん罹患相対危険度を用いて、糖尿病と高BMIが複合した場合のがん罹患状況を世界規模で算出した。高BMI (≧ 25 kg/m2) によるがん種別罹患相対危険度は食道腺がん1.48 (95% CI 1.35-1.62)、結腸がん1.10 (95% CI 1.10-1.16)、胆嚢がん1.25 (95% CI 1.15-1.37)、膵がん1.10 (95% CI 1.07-1.14)、閉経後乳がん1.13 (95% CI 1.08-1.18)、子宮体がん1.50 (95% CI 1.42-1.559)、卵巣がん1.06 (95% CI 1.02-1.11)、腎がん1.30 (95% CI 1.02-1.11)、胃噴門部がん1.23 (95% CI 1.07-1.40)、肝臓がん1.30 (95% CI 1.16-1.46)、多発性骨髄腫1.11 (95% CI 1.05-1.18)、甲状腺がん1.10 (95% CI 1.00-1.10) とした。糖尿病によるがん種別罹患相対危険度は結腸がん1.20 (95% CI 1.03-1.40)、胆嚢がん1.52 (95% CI 1.26-1.84)、膵がん1.95 (95% CI 1.66-2.28)、乳がん1.20 (95% CI 1.12-1.28)、肝臓がん2.31 (95% CI 1.87-2.84) とした。全世界のがん罹患状況は2012年度の GLOBOCAN がん罹患データを用いた。
●2012年の全世界新規がん罹患数は14,067,894例で、糖尿病単独関連がんは280,100例 (2.0%)、高BMI単独関連がんは544,300例 (3.9%)、糖尿病と高BMIの複合が関連したがん罹患は792,600例 (5.6%) と推計された。
●男性:全がん1,973,300例中、糖尿病と高BMIの複合が関連したがんは295,900例 (15.0%) と推計された。がん種別では結腸がん8.6%、胆嚢がん16.7%、肝臓がん23.3%、膵臓がん18.0%、腎がん18.0%、食道腺がん28.7%、胃噴門部がん8.8%、多発性骨髄腫7.2%、甲状腺がん5.8%であった。
●女性:全がん3,727,500例中、糖尿病と高BMIの複合が関連したがん罹患は496,700例 (13.3%) と推計された。がん種別では乳がん8.9%、子宮内膜がん38.4%、結腸がん9.7%、胆嚢がん19.3%、肝臓がん27.3%、膵臓がん19.0%、腎がん21.3%、卵巣がん3.9%、食道腺がん29.5%、胃噴門部がん11.2%、多発性骨髄腫8.9%、甲状腺がん6.5%であった。
●1980年と2002年を比較すると、糖尿病関連がんは26.1% (症例数として77,000例)、高BMI関連がんは31.9% (症例数として174,040例) 増加していていた。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医