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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

Duloxetine (サインバルタ) はアロマターゼ阻害剤による関節痛に対して有効 。
  • 2017.11.21(Tue)
  • No.2594

Duloxetine (サインバルタ) はアロマターゼ阻害剤による関節痛に対して有効 。

"Randomized, Multicenter, Placebo-Controlled Clinical Trial of Duloxetine Versus Placebo for Aromatase Inhibitor–Associated Arthralgias in Early-Stage Breast Cancer: SWOG S1202."

初期治療 (手術・化学療法・放射線治療) 終了から28日以上を経過したホルモンレセプター陽性 / 閉経後 / stage 1-3 乳がんで、アロマターゼ阻害剤 (AI) 開始後に Brief Pain Inventory でスコア4以上の関節痛が発現あるいは悪化した289例を対象に、duloxetine (サインバルタ) による関節痛軽減効果を検討する randomized, double-blind, phase III trial。主観察項目は治療開始12週後の平均関節痛スコアとした。
●289例中、duloxetine 群が145例、placebo 群が144例。年齢中央値は両群とも60歳、リンパ節転移陽性例の割合はduloxetine 群35% / placebo 群38%、タキサン投与例の割合はduloxetine 群54% / placebo 群55%、AI投与期間は1年未満がduloxetine 群65% / placebo 群63%・1-2年がduloxetine 群26% / placebo 群29%・2-3年がduloxetine 群9% / placebo 群8%。289例中の評価対象は256例で、duloxetine 群が128例、placebo 群が127例であった。
●Placebo 群と比較してduloxetine 群の平均関節痛スコアは0.82改善していた (p=0.0002)。
●Placebo 群と比較してduloxetine 群の Worst pain score は1.06改善 (p<0.001)、Pain interference score は0.95改善 (p<0.001)、Functioning, pain, and stiffness score for knees and hips は11.9改善していた (p<0.001)。
●毒性はduloxetine 群で高率に発現し、倦怠感 (32% vs 13%)、嘔気 (30% vs 6%)、口渇 (25% vs 13%)、頭痛 (21% vs 13%)、筋肉痛 (15% vs 7%)、ホットフラッシュ (15% vs 9%)、不眠 (14% vs 5%)、下痢 (13% vs 4%)、めまい (13% vs 3%)、便秘 (12% vs 5%)、関節痛 (9% vs 11%) であった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医