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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

身体活動は乳がん手術後8ヶ月までの倦怠感とQOLの改善に有効であり
  • 2017.11.14(Tue)
  • No.2588

身体活動は乳がん手術後8ヶ月までの倦怠感とQOLの改善に有効であり、運動の頻度・時間・強度因子の中では頻度が改善に関与している 。

"The impact of physical activity on fatigue and quality of life during and after adjuvant treatment for breast cancer."
http://onlinelibrary.wiley.com/…/10.1002/cncr.31108/abstract

フランス。Stage 1-3A 乳がん424例を対象に、手術後2年までの身体活動状況と倦怠感・QOLとの関係を検討する前向き試験。倦怠感は 20 item Multidimensional Fatigue Inventory (MFI-20) で、QOLは European Organization for Research and Treatment of Cancer 30-item QoL questionnaire (EORTC QLQC-30) で評価した。
対象を身体活動の頻度・時間・強度により分類し、各分類毎に比較した。
 ・頻度:中等度頻度 (平均週3日; n=207) vs 低頻度 (平均週1日; n=217)
 ・時間:中等度時間 (1回平均56.2分; n=222) vs 短時間 (1回平均8.4分; n=202)
 ・強度:中等度強度 (1回平均3.14MET; n=223) vs 弱強度 (1回平均0.33; n=201)
●424例の平均年齢は57.1歳、stageは1が52.3%・2が40.6%・3が7.1%、術式は乳房部分切除が78.5%・乳房切除が21.5%、化学療法はなしが45.5%・ありが54.5%。
●身体活動状況は頻度、運動時間、運動強度により分類し比較した
 ・ 低強度/低頻度が51.2%・中強度/中頻度が48.8
●倦怠感への影響
 ○手術後0-8ヶ月
  ・運動頻度別では、低頻度群と比較して中等度頻度群で倦怠感総スコアが有意に改善していた。
  ・運動時間別および運動強度別の倦怠感スコアには差がなかった。
 ○手術後8-24ヶ月
  ・運動頻度別、運動時間別、運動強度別の倦怠感スコアには差がなかった。
●QOLへの影響
 ○手術後0-8ヶ月
  ・運動頻度別では、低頻度と比較して中等度頻度群でRoleスコア・Cognitiveスコア・Emotionalスコアが有意に改善していた。
  ・運動時間別では、短時間と比較して中等度時間でCognitiveスコアが有意に改善していた。
  ・運動強度別のQOLスコアには差がなかった。
 ○手術後8-24ヶ月
  ・運動頻度別では、低頻度と比較して中等度頻度群でRoleスコア・Cognitiveスコアが有意に改善していた。
  ・運動時間別では、短時間と比較して中等度時間でRoleスコア・Cognitiveスコア・Halteh statusスコアが有意に改善していた。
  ・運動強度別のQOLスコアには差がなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医