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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

免疫染色サブタイプに Oncotype Dx あるいは PAM50 による gene signatu
  • 2017.10.14(Sat)
  • No.2557

免疫染色サブタイプに Oncotype Dx あるいは PAM50 による gene signature を加味すると予後因子としての意義が増すが、PAM50にIHCサブタイプを追加しても予後因子としての意義は変わらない 。

http://clincancerres.aacrjournals.org/…/1078-0432.CCR-17-15…

スエーデン。Gene signature にKi67あるいは免疫染色 immunohistochemical (IHC) サブタイプ を追加、Ki67とIHCサブタイプにgene signatureを追加することにより、乳がん予後因子としての意義が強まるかどうかをスエーデンの二つの乳がんコホートで検討した。コホート1は1997年から2005年に診断・治療された279例 (観察期間中央値12.4年)、コホート2 (観察期間中央値12.5年)は1987年から1989年に診断・治療された209例。Gene signature としてGenomic Grade Index (GGI)、70-gene、cell-cycle score (CCS)、 Recurrence Score (RS)、PAM50を実施した。Ki67のカットオフ値はコホート1の中央値16%とした。IHCサブタイプはLuminal A-like (ER+ and PR+/-, HER2-, Ki67 low)、Luminal B-like (ER+ and PR+/-, HER2-, Ki67 high)、HER2-positive (ホルモンレセプター状況とKi67を問わずHER2+)、triple negative (Ki67を問わずER- and PR-, HER2-) とした。追加効果は乳がん特異死亡における尤度比差 Δ LRで決定した。
●Ki67あるいはIHCマーカーにgene signatureを追加する意義
 ○コホート1
  ・Ki67に追加することで予後因子としての意義が強まったgene signatureは、RS (Δ LR 12.8; p=0.001) とPAM50 (Δ LR 20.7; p<0.001) であった。
  ・IHCサブタイプに追加することで予後因子としての意義が強まったgene signatureは、RS (Δ LR 12.9; p=0.001) と PAM50 (Δ LR 11.7; p=0.020) であった。
 ○コホート2、Ki67とIHCマーカーにgene signatureを追加する意義
  ・Ki67に追加することで予後因子としての意義が強まったgene signatureは、GGI (Δ LR 5.2; p=0.022)、RS (Δ LR 6.1; p=0.047)、CCS (Δ LR 7.0; p=0.030)、PAM50 (Δ LR 9.6; p=0.048) であった。
  ・IHCサブタイプではすべてのgene signatureに追加意義を認めた。GGIではΔ LR 5.6 (p=0.017)、70-GeneではΔ LR 4.4 (p=0.035)、RSではΔ LR 7.2 (p=0.026)、CCSではΔ LR 7.5 (p=0.023)、PAM50ではΔ LR 13.1 (p=0.010) であった。
●Gene signatureにKi67あるいはIHCマーカーを追加する意義
 ○コホート1
  ・Ki67の追加により予後因子としての意義が強まったgene signatureはなかった。
  ・IHCサブタイプの追加により予後因子としての意義が強まったgene signatureは、GGI (Δ LR 16.9; p<0.001)、70-Gnee (Δ LR 17.1; p<0.001)、RS (Δ LR 14.8; p=0.002)、CCS (Δ LR 17.6; p<0.001) であった。PAM50を追加する意義は認めなかった (Δ LR 7.1; p=0.068)。
 ○コホート2、Ki67とIHCマーカーにgene signatureを追加する意義
  ・Ki67の追加により予後因子としての意義が強まったgene signatureはなかった。
  ・IHCサブタイプの追加により予後因子としての意義が強まったgene signatureはなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医