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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

CDK2/9 阻害剤である CYC065 は単剤、ebibulin との併用
  • 2017.10.09(Mon)
  • No.2552

基礎実験。CDK2/9 阻害剤である CYC065 は単剤、ebibulin との併用で、in vitro および in vivo での triple negative 乳がん細胞の増殖を抑制する。CYC065+eribulin 併用により Smad3 リン酸化と c-myc 遺伝子発現が抑制、p15 遺伝子発現が促進される 。

"Synergistic effect of eribulin and CDK inhibition for the treatment of triple negative breast cancer."
http://www.impactjournals.com/oncotarget/index.php…

●二次元単層細胞培養
 ・CYC065単剤、eribulin 単剤、CYC065+eribulin 併用はコントロールと比較して triple negative 乳がん細胞株である MDA-MB-231、MDA-MB-436、Hs578T の増殖を抑制した。CYC065 と eribulin それぞれ単剤と比較して両剤併用ではより強い細胞増殖抑制効果を示し、combination index は MDA-MB-231 で0.67±0.07、MDA-MB-436 で0.20 ± 0.04、Hs578T で0.49 ± 017と synergistic effect を認めた。
 ・Annexin-V 染色によるアポトーシスはCYC065 と eribulin それぞれ単剤と比較して両剤併用で強く認められた。
●三次元細胞培養 (Matrigel culture system)
 ・CYC065単剤、eribulin 単剤、CYC065+eribulin 併用はコントロールと比較して MDA-MB-231 の増殖を抑制した。CYC065 と eribulin それぞれ単剤と比較して両剤併用ではより強い細胞増殖抑制効果を示し、この抑制効果は二次元培養より強く認められた。
●細胞遊走
 ・CYC065+eribulin 併用はコントロールと比較して MDA-MB-231、MDA-MB-436、Hs578T すべての細胞遊走を抑制した。MDA- MB-436、Hs578T では CYC065 と eribulin それぞれ単剤と比較して両剤併用ではより強い細胞遊走抑制効果を示した。MDA-MB-231 では eribulin 単剤と比較して両剤併用でより強い細胞遊走抑制効果を示したが、CYC065単剤と両剤併用には有意差はなかった。
●MDA-MB-231 における TGFβ/Smad3 関連タンパク (T179 / p15 / c-myc) 発現と細胞周期解析
 ・CYC065+eribulin 併用はコントロールと比較して、 T179 における Smad3 リン酸化を抑制していた。CYC065単剤、eribulin 単剤、CYC065+eribulin 併用はコントロールと比較してがん原遺伝子 c-myc タンパクの発現を抑制していた。CYC065単剤と CYC065+eribulin 併用はコントロールと比較してサイクリン依存性キナーゼ阻害遺伝子 c-myc タンパクの発現を抑制していた。
 ・CYC065単剤ではコントロールと比較してG1期細胞割合が増加、S期細胞割合が減少、G2期細胞割合の増加を認めた。
 ・Eribulin 単剤ではコントロールと比較してG1期細胞割合が減少、S期細胞・G2期細胞割合には有意な変化はなかった。
 ・CYC065+eribulin 併用コントロールと比較してG1期細胞割合が増加、S期細胞割合が減少、G2期細胞割合の増加を認めた。
●MDA-MB-231 における転写因子解析
 ・CYC065単剤、eribulin 単剤、CYC065+eribulin 併用では SRF、SRE、SP1、HIF1、IRF1、E2F 活性が低下していた。
 ・CYC065単剤、eribulin 単剤、CYC065+eribulin 併用では AR、AP1 活性が増加していた。
 ・CYC065単剤と CYC065+eribulin 併用では NFκB 活性が低下、eribulin 単剤では増加していた。
●MDA-MB-231 の免疫不全マウス移植
 ・治療後55日の腫瘍体積はコントロール1064 ± 367 mm3、CYC065単剤333 ± 67 mm3、eribulin 単剤334 ± 44 mm3、CYC065+eribulin 併用174 ± 33 mm3であり、コントロールと比較してCYC065単剤・eribulin 単剤・CYC065+eribulin 併用では有意な減少、CYC065単剤・eribulin 単剤と比較してCYC065+eribulin 併用では有意な減少を認めた。
 ・治療後55日の mitotic index はコントロール45.0 ± 4.8、CYC065単剤6.8 ± 1.6、eribulin 単剤14.2 ± 1.2、CYC065+eribulin 併用3.0 ± 2.1であり、コントロールと比較してCYC065単剤・eribulin 単剤・CYC065+eribulin 併用では有意な減少、eribulin 単剤と比較してCYC065+eribulin 併用では有意な減少を認めた。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医