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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

5年間のホルモン療法が終了した閉経後ホルモンレセプター
  • 2017.09.11(Mon)
  • No.2528

5年間のホルモン療法が終了した閉経後ホルモンレセプター陽性乳がんにおいて、letrozole 2.5年追加投与とletrozole 5年追加投与では成績に差がみられない 。

"Optimal Duration of Extended Adjuvant Endocrine Therapy for Early Breast Cancer; Results of the IDEAL Trial (BOOG 2006-05)."
https://academic.oup.com/…/Optimal-Duration-of-Extended-Adj…

...

Duration of Extended Adjuvant Letrozole treatment (IDEAL) trial。閉経後ホルモンレセプター陽性乳がんで、5年間の術後ホルモン療法 (tamoxifen 5年 or aromatase inhibitor 5年 or tamoxifen→aromatase inhibitor 合わせて5年) 終了から2年までの1,821例を、letrozole 2.5年投与908例と letrozole 5年投与913例に無作為割り付けし、その成績を比較した。主観察項目は無作為割付からの disease-free survival (DFS)。副観察項目は overall survival、distant metastasis–free interval、二次乳がん発生率。
●前ホルモン療法は tamoxifen 5年がletrozole 2.5年投与で12.0%・5年投与で12.4%、aromatase inhibitor 5年がletrozole 2.5年投与で28.7%・5年投与で28.8%、tamoxifen→aromatase inhibitor 合わせて5年がletrozole 2.5年投与で59.3%・5年投与で58.8%。計画されたletrozole投与期間より短くなった者の割合は2.5年投与で26.5%、5年投与で42.5%。
●無作為化からの観察期間中央値は6.6年。DFS event 数はletrozole 2.5年投与で163例 (18.0%)、5年投与で152例 (16.6%)。2.5年投与と比較した5年投与のDFSハザード比は0.92 (95% CI 0.74-1.16; p=0.49)、有意差はなかった。
●2.5年投与と比較した5年投与のoverall survivalハザード比は1.04 (95% CI 0.78-1.38; p=0.79)、distant metastasis–free intervalハザード比は1.06 (95% CI 0.78-1.45; p=0.71)、いずれも有意差はなかった。二次乳がん発生数はletrozole 2.5年投与で27例 (3.1%)、5年投与で10例 (1.1%)。2.5年投与と比較した5年投与の二次乳がんハザード比は0.39 (95% CI 0.19-0.81; p=0.01)、5年投与で有意に少なかった。
●無作為化から2.25年までにDFS event発生や投与中止となった482例を除外した1,339例 (はletrozole 2.5年投与669例・5年投与670例) で二次解析を行った。観察期間中央値は6.6年。DFS event 数はletrozole 2.5年投与で86例、5年投与で74例。2.5年投与と比較した5年投与のDFSハザード比は0.88 (95% CI 0.64-1.21)、有意差はなかった。
●全有害事象発生率はletrozole 2.5年投与で70.1%・5年投与で71.8%、グレード3以上の有害事象発生率はletrozole 2.5年投与で8.8%・5年投与で10.0%、いずれも有意差はなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医