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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

がん診断から5年以上経過したサバイバーのオピオイド処方は
  • 2017.08.12(Sat)
  • No.2507

がん診断から5年以上経過したサバイバーのオピオイド処方は非がんコントロールより高率 。

"Cancer survivorship and opioid prescribing rates: A population-based matched cohort study among individuals with and without a history of cancer."
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cncr.30839/full

...

カナダ。Ontario Cancer Registry からがんと診断され5年以上経過している18歳から64歳の8,601例 (本研究開始時に再発している例は含まれず) と、Registered Persons Database からがん患者と性別/年齢をマッチさせたコントロール8,601例を抽出し、オピオイド処方率を比較した。
●対象の平均年齢は61歳、女性が65.1%であった。がん患者群では乳がんが25.9%、血液がんが11.7%、婦人科がんが11.2%、大腸がんが7.2%、前立腺がんが6.6%を占めていた。がん診断からの経過年数中央値は10年であった。
●オピオイド処方量はがん患者群62,543・コントロール群53,327、オピオイド処方率 (患者人年当たり) はがん患者群2.55・コントロール群2.09、がん患者分のオピオイド処方相対危険度は1.220 (95% CI 1.209-1.230)。
●がん診断からの期間別にみると、コントロール群と比較したオピオイド処方相対危険度はがん診断から5年から10年で1.190 (95% CI 1.040-1.362; p=0.011)、10年以上で1.244 (95% CI 1.090-1.420; p=0.00118)、がん診断から経過が長いほどコントロール群よりオピオイド処方率は高率であった。
●臓器別に見ると、コントロール群と比較してオピオイド処方相対危険度の高い臓器は婦人科系 (相対危険度1.303 [95% CI 1.045-1.625 [p=0.0186])、肺 (相対危険度2.066 [95% CI 1.077-3.962 [p=0.0291])、大腸以外の胃腸管 (相対危険度3.119 [95% CI 1.641-5.926 [p=0.00051])、前立腺以外の泌尿器 (相対危険度1.619 [95% CI 1.224-2.142 [p=0.00073])。
●オピオイド処方と相関した因子はがんサバイバー (コントロールと比較した相対危険度1.219 [95% CI 1.109-1.340 [p<0.0001])、若年 (1歳あたりの相対危険度0.974 [95% CI 0.971-0.977 [p<0.0001])、居住地 (都会と比較した地方の相対危険度1.224 [95% CI 1.053-1.421 [p=0.00829])、合併症あり (Charlson score 0 と比較した1以上の相対危険度1.850 [95% CI 1.591-2.151 [p<0.0001])、高収入 (居住地域収入下位1/5と比較した上位1/5の相対危険度1.937 [95% CI 1.653-2.269 [p<0.0001])。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
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柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
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日本乳癌学会評議員
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東京女子医科大病院
外科 助教
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聖マリアンナ医科大学病院
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日本乳癌学会評議員
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医歯学総合研究科
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病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
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がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医