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言いたい放題乳腺外科コラム

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ASCO制吐療法ガイドラインのアップデート。
  • 2017.08.10(Thu)
  • No.2504

ASCO制吐療法ガイドラインのアップデート。
"Antiemetics: American Society of Clinical Oncology Clinical Practice Guideline Update."
http://ascopubs.org/doi/full/10.1200/JCO.2017.74.4789
Key Recommendations
★ 成人患者
■高度催吐性リスク薬剤
 ●(Updated) シスプラチンやその他の高度催吐性リスク薬剤を単剤投与される患者では、neurokinin 1 (NK1) 受容体拮抗剤、5-hydroxytryptamine (5-HT3) 受容体拮抗剤、デキサメタゾン、オランザピンの4剤を併用投与すべきである。デキサメタゾンとオランザピンはday 2-4に継続投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: strong.)。
 ●(Updated) アンスラサイクリン+シクロフォスファミドを投与される患者では、NK1 受容体拮抗剤、5-HT3 受容体拮抗剤、デキサメタゾン、オランザピンの4剤を併用投与すべきである。オランザピンはday 2-4に継続投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: strong.)。
■中等度催吐性リスク薬剤
 ●(Updated) カルボプラチン (AUC ≥ 4 mg/mL per minute) を投与される患者では、NK1 受容体拮抗剤、5-HT3 受容体拮抗剤、デキサメタゾンの3剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: strong.)。
 ●(Updated) カルボプラチン (AUC ≥ 4 mg/mL per minute) を除く中等度催吐性リスク薬剤を投与される患者では、5-HT3 受容体拮抗剤 (day 1)、デキサメタゾン (day 1)の2剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: strong.)。
 ●(Updated) シクロフォスファミド、ドキソルビシン、オキサリプラチン、その他の中等度催吐性リスク薬剤を投与される患者では、遅発性嘔気嘔吐に対してデキサメタゾンを day 2-3 に投与することが許容される (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: moderate.)。
■軽度催吐性リスク薬剤
 ●(Updated) 軽度催吐性リスク薬剤を投与される患者では、抗腫瘍剤投与前の単回5-HT3 受容体拮抗剤、あるいは単回デキサメタゾン 8 mg が投与されるべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: moderate.)。
■最小度催吐性リスク薬剤
 ●(Reworded for clarity) 最小度催吐性リスク薬剤を投与される患者では、ルーチンの制吐剤予防投与は行うべきではない (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: moderate.)。
■制吐剤併用投与
 ●(Reworded for clarity) 抗腫瘍薬を併用投与されている患者では、最も催吐性リスクの高い薬剤に適した制吐剤を投与すべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: moderate.)。
■補助薬
 ●(Updated) ロラゼパムは制吐剤の補助薬として有用であるが、制吐目的でのロラゼパム単剤投与は推奨されない (Type: informal consensus; benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: moderate.)。
■カンナビノイド
 ●(New) 化学療法や放射線療法に伴う悪心嘔吐に対する予防目的での医療用大麻の有効性に関するエビデンスは不十分である。US Food and Drug Administration が認可している医療用麻薬のカンナビノイド、ドロナビノール、ナビロロンによる、化学療法や放射線療法に伴う悪心嘔吐の治療に関してもエビデンスが不足している。
■補完代替医療
 ●(Reworded for clarity) がん患者の悪心嘔吐に対する予防目的でのジンジャー、鍼/指圧、その他補完代替医療の効果に関するエビデンスは不足している。
■幹細胞または骨髄移植による高用量化学療法
 ●(Updated) 幹細胞または骨髄移植による高用量化学療法を受ける患者では、NK1 受容体拮抗剤、5-HT3 受容体拮抗剤、デキサメタゾンの3剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: strong.)。
■複数日抗腫瘍療法
 ●(Reworded for clarity) 複数日にわたり抗腫瘍剤を投与される患者では、投与日毎と抗腫瘍剤投与投与終了後2日間まで各抗腫瘍剤の催吐性リスクに応じた制吐剤を投与されるべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: moderate.)。
■適切な予防制吐療法にもかかわらず悪心嘔吐を来した場合の適切な制吐療法レジメン
 ●(No change) 適切な予防制吐療法にもかかわらず悪心嘔吐を来した患者の場合、主治医は催吐性リスク、病勢、併存疾患、その他の投薬内容を再評価し、催吐性リスクに応じたレジメンを確認すべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: moderate.)。
 ●(Updated) 適切な予防制吐療法ではあるが、オランザピンが投与されずに悪心嘔吐を来した患者の場合、標準的制吐療法にオランザピンを追加すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: moderate.)。
 ●(Updated) オランザピンを含む適切な予防制吐療法にもかかわらず悪心嘔吐を来した患者の場合、別クラスの制吐剤 (例 NK1 受容体拮抗剤、ロラゼパムやアルパゾラム、ドーパミン受容体拮抗剤、ドロナビノール、ナビロンなど) を標準的制吐療法に追加すべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate for dronabinol and nabilone, low otherwise; strength of recommendation: moderate.)。
■予測性悪心嘔吐
 ●(Reworded for clarity) すべての患者は抗腫瘍剤の催吐性リスクに応じて最も強力な制吐療法を受けるべきである。患者の悪心嘔吐状況を評価した上ではなく、抗腫瘍剤初回投与時から最も強力な制吐療法を選択すべきである。予測性悪心嘔吐を来した患者では、系統的脱感作法による行動療法も選択肢となる (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: moderate.)。
■高度催吐性リスクの放射線療法
 ●(Updated) 高度催吐性リスクを伴う放射線療法が行われる患者では、各照射前に5-HT3 受容体拮抗剤とデキサメタゾンの2剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: strong.)。
■中等度催吐性リスクの放射線療法
 ●(Reworded for clarity) 中等度催吐性リスクを伴う放射線療法が行われる患者では、各照射前に5-HT3 受容体拮抗剤 (最初の5日間ではデキサメタゾンの併用も考慮) を投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: high; strength of recommendation: moderate.)
■軽度催吐性リスクの放射線療法
 ●(Updated) 脳転移に対する放射線療法が行われる患者では、デキサメタゾンを悪心嘔吐のレスキューとして投与すべきである。頭頸部・胸部・骨盤内への放射線療法が行われる患者では、5-HT3 受容体拮抗剤、デキサメタゾン、ドーパミン受容体拮抗剤のいずれかを悪心嘔吐レスキューとして投与すべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: weak.)。
■最小度催吐性リスクの放射線療法
 ●(Updated) 最小度催吐性リスク放射線療法が行われる患者では、5-HT3 受容体拮抗剤、デキサメタゾン、ドーパミン受容体拮抗剤のいずれかを悪心嘔吐レスキューとして投与すべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: weak.)。
■化学放射線療法
 ●(Updated) 化学放射線療法が行われる患者では、放射線療法の催吐性リスクが高くなくても、抗腫瘍剤の催吐性リスクに応じた制吐療法が行われるべきである。抗腫瘍剤への予防的制吐療法終了後から次の抗腫瘍剤投与までの期間は、悪心嘔吐レスキューとしてではなく、放射線療法のリスクに応じた予防的制吐療法を行うべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: moderate.)。
★ 小児患者
■高度催吐性リスク薬剤
 ●(Updated) 高度催吐性リスク薬剤を投与される小児患者では、5-HT3 受容体拮抗剤、デキサメタゾン、アプレピタントの3剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: strong.)。
 ●(New) アプレピタントを使用できない高度催吐性リスク薬剤投与小児患者では、5-HT3 受容体拮抗剤とデキサメタゾンの2剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: strong.)。
■中等度催吐性リスク薬剤
 ●(Reworded for clarity) 中等度催吐性リスク薬剤投与小児患者では、5-HT3 受容体拮抗剤とデキサメタゾンの2剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: strong.)。
 ●(New) デキサメタゾンを使用できない高度催吐性リスク薬剤投与小児患者では、5-HT3 受容体拮抗剤とアプレピタントの2剤を併用投与すべきである (Type: evidence based, benefits outweigh harms; quality of evidence: intermediate; strength of recommendation: weak.)。
■軽度度催吐性リスク薬剤
 ●(New) 軽度催吐性リスク薬剤投与小児患者では、オンダンセトロンあるいはグラニセトロンを投与すべきである (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: strong.)。
■最小度催吐性リスク薬剤
 ●(New) 最小度催吐性リスク薬剤を投与される小児患者では、ルーチンの制吐剤予防投与は行うべきではない (Type: informal consensus, benefits outweigh harms; quality of evidence: low; strength of recommendation: strong.)。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医