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言いたい放題乳腺外科コラム

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アメリカでは、乳房温存手術を受けたホルモンレセプター陽性
  • 2017.08.04(Fri)
  • No.2499

アメリカでは、乳房温存手術を受けたホルモンレセプター陽性のDCIS症例における放射線治療実施率およびホルモン治療実施率は近年減少傾向にある 。

"Trends in adjuvant therapies after breast-conserving surgery for hormone receptor-positive ductal carcinoma in situ: findings from the National Cancer Database, 2004–2013."
https://rd.springer.com/article/10.1007/s10549-017-4436-9

アメリカ。National Cancer Data Base を用いて、2004年から2013年に診断され乳房温存手術を受けた非浸潤性乳管癌66,079例を収集、術後治療の状況を調査した。
●年齢中央値は60歳、非ヒスパニック白人が74%、Charlson comorbidity index score 1 が87%、腫瘍径1.6mm以下が74%、ホルモンレセプター陽性が76%、中等度核グレード42%・高グレード40%、断端陽性が4.2% (肉眼的腫瘍残存あり 0.07%・顕微鏡的残存腫瘍あり 2.5%)。
●ホルモンレセプター陽性DCIS 50,147例について
 ・36,342例 (72%) が放射線治療を、27,364例 (55%) がホルモン治療を、23,187例 (46%) が放射線治療とホルモン療法の両方を実施されていた。
 ・2004年と比較した2013年度のホルモン治療実施オッズ比は1.50 (95% CI 1.4-1.6)、有意に増加していた。
 ・2004年と比較した2013年度の放射線治療実施オッズ比は0.86 (95% CI 0.77-0.97)、有意に減少していた。
 ・放射線治療とホルモン療法の両方実施と相関した因子は若年 (40-44歳と比較した20-39歳のオッズ比は0.70 [95% CI 0.60-0.81])、高齢 (40-44歳と比較したオッズ比は60-64歳で0.89 [95% CI 0.82-0.97]、65-69歳で0.83 [95% CI 0.76-0.91]、70-74歳で0.62 [95% CI 0.56-0.68]、75-79歳で0.37 [95% CI 0.33-0.41])、断端状況 (断端陰性と比較した陽性のオッズ比は0.74 [95% CI 0.68-0.82])、保険加入状況 (私的保険と比較したメディケアのオッズ比は0.91 [95% CI 0.85-0.97]))。
●ホルモンレセプター陰性DCIS 8,093例について
 ・2013年度で724例 (81%) が放射線治療を受けていた。2004年と比較した2013年度の放射線治療実施オッズ比は1.42 (95% CI 1.07-1.87)、有意に増加していた。
 ・2004年と比較した2013年度のホルモン治療実施オッズ比は0.88 (95% CI 0.60-1.29)、有意差はないが減少傾向であった。
●ホルモンレセプター陽性の低リスクDCIS (60歳以上 / 低核グレード / 断端陰性 / 腫瘍径15mm以下) 4,029例について
 ・放射線治療実施率は2004年の57%から2013年には48%に低下しており、2004年と比較した2013年度の放射線治療実施オッズ比は0.64 (95% CI 0.45-0.89)、有意に減少していた。
 ・2004年と比較した2013年度のホルモン治療実施オッズ比は0.89 (95% CI 0.64-1.24)、有意差はなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医