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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

脳転移切除→定位照射は脳転移切除
  • 2017.07.05(Wed)
  • No.2478

脳転移切除→定位照射は脳転移切除→全脳照射と比較して認知機能障害の発生が低頻度で、全生存率には差がない 。

"Postoperative stereotactic radiosurgery compared with whole brain radiotherapy for resected metastatic brain disease (NCCTG N107C/CEC·3): a multicentre, randomised, controlled, phase 3 trial."
http://www.thelancet.com/…/PIIS1470-2045(17…/abstractSummary

...

NCCTG N107C/CEC·3。非脳腫瘍による脳転移の切除例で、切除径5cm以下例を術後全脳照射 whole brain radiotherapy (WBRT) と 術後定位照射 stereotactic radiosurgery (SRS) に振り分け、その成績を比較した。主観察項目は認知機能悪化なし生存 cognitive-deterioration-free survival と 全生存 overall survival。
●対象は194例で、SRS群98例とWBRT群96例。年齢中央値はSRS群61歳・WBRT群62歳。女性はSRS群53%・WBRT群48%。切除径3cm以下は両群とも60%。脳転移1個は両群とも77%。原発性肺がんはSRS群59%・WBRT群58%。
●観察期間中央値は11.1ヶ月。
●認知機能悪化なし生存期間中央値はSRS群3.7ヶ月・WBRT群3.0ヶ月、SRSと比較したWBRTによる認知機能悪化ハザード比は0.47 (95% CI 0.35–0.63; p<0.0001)。無作為化から6ヶ月後の認知機能低下例はSRS群54例中28例 (52%)・WBRT群48例中41例 (85%)、SRS群での頻度が有意に少なかった (p<0.00031)。
●全生存期間中央値はSRS群12.2ヶ月・WBRT群11.6ヶ月、SRSと比較したWBRTによる認知機能悪化ハザード比は1.07 (95% CI 0.76–1.50; p=0.70)、有意差はなかった。
●グレード3-4毒性頻度はいずれの治療でも少なく、主なものは聴覚障害 (SRS群3%・WBRT群9%)、認知機能障害 (SRS群3%・WBRT群5%) であった。治療関連死はなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医