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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

インプラントや自家組織による乳房切除後再建
  • 2017.07.03(Mon)
  • No.2476

インプラントや自家組織による乳房切除後再建に脂肪移植を併用することで、乳房満足度・精神社会的健康度・性的健康度が改善する 。

"Association of Fat Grafting With Patient-Reported Outcomes in Postmastectomy Breast Reconstruction."
http://jamanetwork.com/jour…/jamasurgery/fullarticle/2634512

Mastectomy Reconstruction Outcomes Consortium Study とは、乳房切除後乳房再建例の長期成績を術式毎に比較する multicenter prospective cohort study。本研究では、初回乳房再建手術 (インプラント・フラップいずれも含む) から2年以上経過した症例を対象に、脂肪移植に対する患者主観結果について検討した。
●2012年から2016年までの乳房切除後再建例は2,048例であり、平均年齢は49.4歳、平均 body mass index は26.7、両側乳房切除が1,159例 (56.6%) 、インプラント法が1,226例 (59.9%)・フラップ法が786例 (38.4%)・インプラント+フラップが36例 (1.8%)、当時再建が1,838例 (89.7%)。
●2,048例中165例 (8.1%) で初回乳房再建手術から2年以内に脂肪移植が行われていた。平均年齢は脂肪移植群47.5歳・非脂肪移植群49.5歳、脂肪移植群が若年であった。再建方法がフラップ法の割合は脂肪移植群43.6%・非脂肪移植群37.9%、脂肪移植群が高率であった。放射線治療が再建中あるいは再建後に実施された割合は脂肪移植群23.0%・非脂肪移植群13.9%、脂肪移植群が高率であった。脂肪移植以外の修正手術が行われた割合は脂肪移植群74.5%・非脂肪移植群16.5%、脂肪移植群が高率であった。
●脂肪移植から1年後の患者評価は、非脂肪移植群と比較して脂肪移植群の乳房満足度スコアは4.74低く (p=0.008)、精神社会的健康度スコアは3.87低く (p=0.03)、性的健康度スコアは5.59低かった (p=0.008)。しかし、脂肪移植2年後にはいずれの項目も有意差はなくなっていた。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医