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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

ACOSOG Z0011 study 適格対象
  • 2017.06.26(Mon)
  • No.2471

ACOSOG Z0011 study 適格対象 / センチネルリンパ節転移1-2個で肉眼的節外浸潤なしであれば、腋窩照射や腋窩リンパ節郭清を追加しなくても局所コントロールは良好 。

"Axillary Dissection and Nodal Irradiation Can Be Avoided for Most Node-positive Z0011-eligible Breast Cancers. A Prospective Validation Study of 793 Patients."

Memorial Sloan Kettering Cancer Center。cT1-2N0乳がん症例において、センチネルリンパ節転移1-2個で乳房温存療法を行う場合は腋窩リンパ節郭清を省略し、センチネルリンパ節転移3個以上あるいは肉眼的リンパ節外浸潤陽性の場合に腋窩リンパ節郭清を追加する prospective validation study を、2010年8月から2016年12月まで行った。術前にルーチンの腋窩リンパ節画像...診断は行っていない。
●cT1-2N0乳がんでセンチネルリンパ節転移陽性は793例であり、年齢中央値は58歳、cT中央値は1.7cm、ホルモンレセプター陽性&HER2陰性が84%であった。全身薬物療法は97%で、放射線治療は94%で実施された。
●793例中、センチネルリンパ節生検のみが663例 ()、腋窩リンパ節追加が130例 (16%)。センチネルリンパ節生検群と比較して腋窩リンパ節郭清群では腫瘍径が大きく (2.2 vs 1.6 cm; P < 0.0001)、顕微鏡的リンパ節外浸潤の割合が多く (82% vs 31%; P < 0.0001)、化学療法とホルモン療法を受けている例が多く、ホルモン療法単独が少なかった。
●観察期間中央値は29ヶ月。センチネルリンパ節生検群663例における5年event-free survival rate は93%。腋窩リンパ節単独再発例はなく、同側乳房内再発と同時の腋窩リンパ節再発を4例、遠隔転移と同時の腋窩リンパ節再発を4例に認めた。5年間の乳房+腋窩リンパ節累積再発率は0.7%、5年全身+腋窩リンパ節累積再発率は0.7%、5年遠隔累積再発は5%。
照射範囲が明らかな484例 (腹臥位乳房照射103例 [21%]、仰臥位乳房照射280例 [58%]、乳房+リンパ節101例 [21%]) の腋窩リンパ節再発率は、腹臥位乳房照射では1%、仰臥位乳房照射では1.4%、乳房+リンパ節では0%であり、有意差はなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
国立病院機構
四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
がん薬物療法専門医
飛田陽先生
鹿児島大学 大学院
医歯学総合研究科
腫瘍学講座
病理学分野 准教授
柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医