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言いたい放題乳腺外科コラム

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ASCOとESMOが公開しているがん治療の
  • 2017.06.13(Tue)
  • No.2465

ASCOとESMOが公開しているがん治療の臨床的利益を定量化するための枠組みによると、近年のがん全身薬物療法の臨床試験で有意義な利益ありと判定されるものは限られている。両評価には相応の相関性があり、有意義な利益と判定された場合は利益なしの場合と比較して医療費増が抑えられる 。

"Delivery of meaningful cancer care: a retrospective cohort study assessing cost and benefit with the ASCO and ESMO frameworks."
http://www.thelancet.com/…/PIIS1470-2045(17)30415-1/abstract

ASCOとESMOはがん治療の臨床的利益を定量化するための枠組み、ASCO Value Framework (ASCO-VF) とESMO Magnitude of Clinical Benefit Scale (ESMO-MCBS) を作成している。いずれも生存率改善と毒性やQOLを定量化し、ASCO-VFでは130点満点のスコアで、ESMO-MCBSではグレード評価する。本研究では2011年から2015年に公表された非小細胞肺がん・乳がん・大腸がん・膵臓がんにおける全身薬物療法に関する109の無作為比較試験について、ASCO-VFとESMO-MCBS評価の一致、および両評価と治療コストとの相関について検討した。
●109臨床試験の内訳は、非小細胞肺がんが42試験 (39%)、乳がんが36試験 (33%)、大腸がんが25試験 (23%)、膵臓がんが6試験 (6%)。
●109臨床試験のASCO-VFは2〜77に分布し、中央値は25であった。ASCO-VFには有益性閾値が設定されておらず、中央値25を閾値とすると、53試験は閾値以下、53試験は閾値以上、3試験が閾値であった。
●109臨床試験のうちESMO-MCBSで有意義な利益あり判定は41試験 (38%) であった。●ASCO-VFの有益性閾値を25とした場合、ESMO-MCBSの有意義な利益とのκ係数は0.326であった。
●コスト評価が可能であった100臨床試験について、ASCO-VFと月額コスト増には負の相関を認めた (ρ=–0.207; p=0.039)。ESMO-MCBSにて有意義な利益あり判定となった臨床試験の月額コスト増中央値は$2,981、利益なし判定の場合は$8,621、利益あり判定の試験で有意にコスト増が少なかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
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副院長
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東京女子医科大病院
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乳腺・内分泌外科教授
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吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
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がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医