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言いたい放題乳腺外科コラム

不定期に当院の今日の乳がん・乳がん検診乳腺外科診療におけるコラムを掲載しております。

ヨーグルト摂取が多いと乳がん罹患リスクは有意に低下
  • 2017.03.08(Wed)
  • No.2392

ヨーグルト摂取が多いと乳がん罹患リスクは有意に低下、低脂肪チーズ以外のチーズ摂取が多いと乳がん罹患リスクは増加傾向となる 。

Roswell Park Cancer Institute の Data Bank and BioRepository に登録されている、2003年から2014年の期間に診断された乳がん患者1,941例と健康コントロール1,237例を対象として、乳製品摂取と乳がん罹患リスクの関係について検討を行った。食物摂取頻度質問票を用いて食事内容を調査し、一ヶ月当たりの総乳製品摂取・ミルク・ヨーグルト・低脂肪チーズ・その他チーズ・無塩乳製品の摂取回数を算出した。年齢・人種・BMI・閉経状態・エネルギー摂取量・日常飲用しているミルクの種類・喫煙歴・乳がん家族歴で補正して、一ヶ月当たり乳製品摂取回数による乳がん罹患オッズ比を算出した。
●総乳製品の一ヶ月当たり摂取回数が0〜14回と比較して、42回以上の乳がん罹患オッズ比は0.85 (95% CI 0.68-1.06) であり、乳がんリスクは低下傾向であった。ヨーグルトの一ヶ月当たり摂取回数が0回と比較して、14回以上の乳がん罹患オッズ比は0.61 (95% CI 0.46-0.82) であり、乳がんリスクは有意に低下してた。低脂肪チーズ以外のチーズ (American, cheddar, cream cheese) の一ヶ月当たり摂取回数が0回と比較して、14回以上の乳がん罹患オッズ比は1.53 (95% CI 0.99-2.34) であり、乳がんリスクは増加傾向であった。その他の乳製品と乳がん罹患リスクには相関を認めなかった。
●ER発現状況別の検討:ヨーグルト摂取が多いとER陽性・ER陰性乳がんいずれも罹患リスクが低下し、オッズ比はER陽性で 0.65 (95% CI 0.48-0.59) 、ER陰性で 0.61 (95% CI 0.38-0.99) であった。ER陰性乳がんでは低脂肪チーズの摂取が多いと乳がん罹患リスクが低下したが (オッズ比 0.54, 95% CI 0.29-0.99)、ER陽性乳がんではそのような相関はなかった。ER陰性乳がんではミルクの摂取が多いと乳がん罹患リスクが増加したが (オッズ比 1.58, 95% CI 1.05-2.37)、ER陽性乳がんではそのような相関はなかった。

ベルーガクリニックの知識

ベルーガクリニックは、このような国内でエビデンスを基づく適切な診療を行う全国トップクラスの専門医の知識を終結し、日々web会議を行っております。

長谷川善枝先生
弘前市立病院 乳腺外科科長
弘前大学医学部臨床教授
日本乳癌学会評議員
柏葉匡寛先生
ブレストピア宮崎病院
副院長
日本乳癌学会評議員
大地哲也先生
東京女子医科大病院
外科 助教
日本乳癌学会専門医
津川浩一郎先生
聖マリアンナ医科大学病院
乳腺・内分泌外科教授
日本乳癌学会理事
吉村吾郎先生
市立岸和田市民病院
乳腺外科 部長
日本乳癌学会評議員
原文堅先生
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四国がんセンター
乳腺科・化学療法科
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柴田伸弘先生
宮崎大学医学部付属病院
がん診療部 助教
がん薬物療法専門医
日本乳癌学会専門医