術式と放射線治療について
- 投稿者:うり
- (44歳)
- 投稿日:2023/8/28(Mon) 13:57
はじめまして。
宜しくお願いいたします。
ステージⅠ、ホルモンレセプターの乳癌可能性が高いということで、来月末に切除手術を予定しております。(しこりは右胸下方、大きさは約8ミリ)
まだ、病理検査の確定診断が出ていない状況ではありますが、画像診断上では悪性の可能性が高く、仮に良性であったとしても、将来的に悪性になる危険性を考慮して、手術だけが先に決まっているという、状況であります。
こうした状況で、質問が2点ほどございます。
①しこりの状況から、標準治療による切除手術(しこりとその周囲を切除)と、保険適用外の「凍結療法」が適用できる状況と、現在の主治医からは説明を受けております。凍結療法について、こちらの掲示板でも何か情報が出ていないか過去のメッセージの確認をさせて頂きましたが、先生のご回答で「エビデンスがないため推奨しない」というお答えを見つけました。こちら少し前のご回答かと存じますが、現在も凍結療法について、状況は変わらずでしょうか?参考に、先生のお考えをお伺いできると幸いです。
②しこりが低悪性のものと見受けられ、術後の治療について、なるべく放射線治療や抗がん剤治療を控えたいと現在は考えおります。この点についても先生のお考えをお伺いしたいのですが、放射線や薬物療法などは、術後は必ず治療を受けた方が良いのでしょうか?良い細胞を攻撃してしまう、また自分の体力などから、抵抗感を持っております。
以上、宜しくお願いいたします。
うり様へのお返事
- 投稿者:ベルーガクリニック 医師 富永
- 投稿日:2023/8/28(Mon) 19:42

①凍結療法ではないですが、コヴィディエンジャパン株式会社の「Cool-tip RFA システム E シリーズ」が2023年7月7日付で 早期乳癌に関する適応拡大の薬事承認を取得しました。色々条件が付きますが行われるようです。まだ将来的な結果は解りません。
②放射線治療は温存治療した場合は温存部にある目に見えない癌を殺す必要があるにで必須です。薬物療法も浸潤癌の場合は必須です。血液やリンパ管内にがんは居ます。原発を摘出しても転移は防げません。これは薬物で殺します。良い細胞がに残っても、命が亡くなったら意味あるんでしょうかと言うことです。小さいからと軽く見ない方が良いです。東南アジアなど経済的な問題でこのような治療が受けられないので同じステージでも生存率はかなり下がってます。
Re: 術式と放射線治療について
- 投稿者:うり
- (44歳)
- 投稿日:2023/8/28(Mon) 22:17
先生、お忙しい中、ご回答頂きありがとうございます。
① ラジオ波焼灼療法が認められたのですね。まだ最終的な結果は出ていないようですが、こちらの術式で手術ができる病院も改めて調べてみようかと思います。因みに、標準治療、こちらの術式や凍結療法もそうですが、いずれの術式にせよ、リンパへの転移を確認するため、腋の下切除は必須になってくるのでしょうか?
②術後の治療について、承知致しました。当該部分だけでなく、危険分子が既に身体中に潜んでいるということなのですね。。理解不足でしたが、きちんの学ぶことができ良かったです。
何度も申し訳ございません。
以上、宜しくお願い致します。
うり様へのお返事
- 投稿者:ベルーガクリニック 医師 富永
- 投稿日:2023/8/28(Mon) 22:49

腺腫瘍(腫瘍径1.5cm以下の単発、触診及び画像診断による腋窩リンパ節転移及び遠隔転移を認めない限局性早期乳癌)に対する治療を目的とした凝固及び焼灼と限定されてます。うりさんは組織診断がついてないので、適応外です。また、術後に色々条件が課せられます。国立がん研究センターにお問い合わせになって下さい。センチネルリンパ節生検はしないと思います。
Re: 術式と放射線治療について
- 投稿者:うり
- (44歳)
- 投稿日:2023/8/29(Tue) 20:16
ご返信、ありがとうございます。
承知いたしました。ラジオ波焼灼療法については、国立がん研究センターに問い合わせてみたいと存じます。繰り返しになりますが、ご回答ありがとうございました。
うり様へのお返事
- 投稿者:ベルーガクリニック 医師 富永
- 投稿日:2023/8/30(Wed) 22:17
